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ミステリと言う勿れ 原作が面白い!

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「おもしろい漫画が読みたい!」

「おもしろい漫画ってどこにあるの?」

なんて思った人にお伝えします。

 

その答えはタイトルを受賞した作品をチェックすれば間違いありません!

 

「このマンガがすごい」タイトルを受賞した作品を紹介するシリーズ

この記事を読めば必ずおもしろい漫画に辿り着けます★

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今回紹介する作品は

思いがけない展開を導き出す新感覚探偵ストーリー

「ミステリと言う勿れ」

(アル/ ミステリと言う勿れ/ 作者・田村 由美/  小学館)

 

作者: 田村 由美

出版社 小学館

ジャンル 少女マンガ

掲載誌 flowers

ミステリと言う勿れ 原作が面白い!

「このマンガがすごい! ミステリと言う勿れ とは」

第1話は2017年1月に「月刊フラワーズ」で長尺の読み切り形式として掲載された。

 

2019年「このマンガがすごい!」女編第2位

2019年「マンガ大賞」第2位ノミネート

2020年「このマンガがすごい!」女編第4位

2020年「マンガ大賞」第6位ノミネート

2021年「このマンガがすごい!」女編第6位

2022年「このマンガがすごい!」女編第10位

 

2022年1月フジテレビ系列でTVドラマ化された。

ジャンルとしては「ミステリー」に分類されているが、作者曰く「ミステリーではありません」と主張しておりタイトルにも反映されている。

 

「あらすじ」

エピソード1「容疑者はひとりだけ」

 

ある冬の日、主人公「久能 整(くのう ととのう)」が住むアパートへ大隣署の刑事達がある事件の事で久能に任意同行を求めるように言ってきた。

 

それは久能の大学の同回生で、高校からの同窓生でもある「寒河江 健(さがえ けん)」が公園で刺殺された事件のことだった。

 

警察によると、寒河江が殺されたとされる昨晩(22時ごろ)に久能と似ている人物と口論していたのが目撃されているらしい。

久能は容疑を否定するが、警察は久能の事情聴取を続ける。

 

聴取が続いていく中、犯行に使われたとされる凶器の果物ナイフや、久能のノートパソコンから寒河江から金を借りた借用書などといった物的証拠が見つかり、久能の容疑はますます深まっていく。

 

久能は女性刑事の「風呂光(ふろみつ)」に自分のアリバイの証明を頼んだが自宅の果物ナイフが盗まれた形跡は無かった。

 

次に久能は1年前にアパートの鍵を失くした事について詳しく調べてほしいと頼む。

 

聴取5日目、久能は「藪(やぶ)」警部補の聴取を受けていた。そこで寒河江が高校3年生の時に父親から与えられた高級車を自慢していたが、夏休みが終わると成績が低下したことで結局取り上げられたという話をする。

 

実はその夏に寒河江がひき逃げ事件を起こしていて、その被害者が藪警部補の家族(妻と子供)だったのではないかと推理する。

 

そして風呂光刑事に依頼していた調査の件で、当時藪警部補が久能のアパートのカギを拾って届けていたという事実が判明する…。

「登場人物」

久能整(くのう ととのう)

本作の主人公。19歳。大学2年生。

大学は教育学部に所属してしており、教師を目指している。

 

ものすごい天然パーマがトレードマークで普段はずっと仏頂面をしている。

(天然パーマは一応気にしている)

マフラーを巻いてる事が多い。

基本的には1人で行動し、友達も恋人もいないが快適に生きている。

 

好き嫌いが激しいところがあり、興味を持った相手に対してはたとえ犯罪者であろうと平気で話しかける、反対に興味を抱かない人間に対しては干渉されても普通にスルーしたりする。

 

口癖が

「僕は常々思うんですが」

であり少しでも気になる事があると相手の事など構わずに喋り続ける。

 

観察力、記憶力、推察力に優れており、相手の言葉のあやから心理を読み解いたりする事が得意で、相手をわざと刺激しあえて怒らせる事によって本音を引き出すテクニックなども持ち合わせている。

 

一方で達観しているように見えて、子供っぽいところもある。

首から胸にかけて火傷のような傷跡があり、過去に家族や家庭環境にトラウマを持っているように思われる。

 

青砥成昭(あおと なりあき)

大隣署の巡査部長。

冷静沈着で優秀な敏腕刑事。

 

過去に冤罪事件を起こした事が原因で、本庁所属であったが大隣署に左遷された。

粘り強く真実を追い求めるが、久能から「真実は人の数だけある、警察が調べるのは事実のみ」と諭される。

 

池本優人(いけもと ゆうと)

大隣署の巡査。結婚していて子供もいる。

 

久能からのアドバイスにより夫婦仲が良くなった事があり、それ以降は夫婦間で問題が起こるたびに久能に相談に来るようになる。

刑事としては優秀で、久能と警察を繋ぐパイプ的な役割をしている。

 

風呂光聖子(ふろみつ せいこ)

大隣署の女性刑事。

男性社会の警察組織の中で自分の存在意義について悩んでいた。

 

加えて可愛がっていた猫が亡くなりショックを受け退職まで考えた事もあったが、久能から「おじさん達の不正を見張る役が必要」であるとアドバイスを受け警察を続ける事を決意する。

 

乙部克憲(おとべ かつのり)

大隣署の巡査。既婚者。

子煩悩な性格をしているが、ここ最近で娘の反抗期に頭を抱えている。

 

「寒河江事件」で久能を取り調べている中で、「娘さんの態度はごく自然な反応、あなたの教育は間違っていない」と逆にアドバイスをもらう。

 

薮鑑造(やぶ かんぞう)

大隣署の警部補。妻と子供をひき逃げされた過去がある。

その当時は別の事件で張り込み中だった為、2人の死目に会うことが出来なかった。

 

ライカ

久能が大隣総合病院に検査入院した時に病院で知り合った入院患者。

 

以降は久能と交流を深めていき、いろんな場所に2人で出かけるようになる。

隠れて病室を抜け出す事もあったが、彼女は1時間以上ベッドから離れられない身体だった。

 

「千夜子」という名前の妹がいるらしく、彼女の事を大事に想っているという。

しかし「春になる頃には私はこの世にはもういない」と発言する。

 

実は「ライカ」という人物は、父親からの虐待が原因で、「千夜子」という主人格から作られた別人格だった。

 

「感想」

ただのミステリーではない

4年連続で「このマンガがすごい!」を受賞してるだけあってめちゃくちゃおもしろいです。

 

「久能 整」の言葉が推理の内容以上に心に突き刺さる様な感じがしました。

 

言葉の裏の読み取り、大人を圧倒するほどの物事の本質を射抜く彼のトークは凄まじい…。

(本当に大学生か!?)

 

推理漫画は他にもありますが、この作品はミステリー要素以外に「人間の心の本質」を細かく描写している場面が多く、整君のトークに合わせてどっぷりその魅力に浸かってしまいます。

 

菅田将暉さん主演でドラマ化されたので、そっちで知ってる方も多いと思います。

ドラマから入った人はぜひ原作(漫画)も読んでほしいですね★

 

今回は「このマンガがすごい!」受賞作品

「ミステリと言う勿れ」

を紹介しました。

最後までお読みいただきありがとうございました★

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