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ダーウィン事変が面白い!あらすじや感想を紹介!

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今回の作品は

ヒトの問題にヒト以外の物が向き合う

「ダーウィン事変」

作者: うめざわしゅん

出版社 講談社

ジャンル 青年マンガ

掲載誌 アフタヌーン

ダーウィン事変が面白い!あらすじや感想を紹介!

(アル/ ダーウィン事変/ 作者・うめざわしゅん/  講談社)

「ダーウィン事変 とは」

2020年8月号より「月刊アフタヌーン」で連載スタート。

 

人間とチンパンジーの間から生まれた「ヒューマンジー」という少年を描く物語。

 

2022年「第25回文化庁メディア芸術祭」マンガ部門で優秀賞を受賞。

2022年マンガ大賞」大賞受賞

大賞の選考でこの作品に票を入れた選考員からは「作品が持つ鋭さ」が評価された。

本作品に対し審査員から「令和の寄生獣」というコメントがあるとのこと。

 

「あらすじ」

霊長類の研究者であるグロスマン博士が1匹のチンパンジーを見つける。

エヴァと名付けられたそのチンパンジーは知能が非常に優秀な個体だった。

 

グロスマン博士はエヴァに高い関心を持ち、自分とエヴァの間に子供を作らせた。

それから人間とチンパンジーとのハーフで生まれた少年?は「チャーリー」と命名される。

 

人間の両親に育てられて、非常に優れた頭脳と身体能力をもつ生き物として成長した。

しかし高校に進学したチャーリーは周りからは少し差別的な扱いされることに…。

そんな中でルーシーという少女と出会い彼女はチャーリーが学校に馴染めるように協力し、そんな中で彼女との友情を育んでいく。

 

その後、動物解放を求めてテロ活動を繰り返している団体「ALA(動物解放同盟)

がチャーリーを仲間に引き入れ、テロ活動に利用しようと画策する。

 

そのことが原因で街の人々は、チャーリーとその家族に対する見方や接し方をだんだんと変えていくのだった…。

「登場人物」

チャーリー

本作の主人公で見た目はかなり猿に近い見た目をしている。15歳。

 

人間の父親とチンパンジーの母親から生まれた「ヒューマンジー」という種族。

人間以上の知能とチンパンジー以上の身体能力を持つ。

アメリカ中西部のミズーリ州に住んでいる。

 

ルーシー

チャーリーと同じ高校に通う黒髪の生徒。

周囲と上手く馴染む事が出来ず、街を離れたがっている。

ある日、樹から降りられなくなった猫を助けた一件をきっかけにチャーリーと知り合う。

 

ギルバード•スタイン

獣医であり教授。黒髪の男性。

チャーリーをみごもったチンパンジーのエヴァに手術を施しチャーリーを取り上げる。

それ以後はチャーリーの養父として共に暮らしている。

 

ハンナ•スタイン

ギルバードの妻で弁護士。髪は金髪。

ギルバードと共にチャーリーの養母として一緒に暮らしている。

ヒューマンジーであるチャーリーを特別視することなく普通の人として育てようとしている。

 

マックス

動物解放同盟ALAの1人。思慮深く人間性が読みづらい。黒人で少し強面。

組織の活動にチャーリーを利用しようとしている。

「感想」

話題に上がっていた時(読む前までは)ギャグマンガかなって思ってたんですが全く違いました!

 

「人種」「差別」「テロ」

などとてつもなく大きく重たいテーマで描かれおり、読んでから衝撃を受けます…。

 

ヒトでもチンパンジーでも無い新しい種族として生まれたチャーリーが世に溢れる「人間たちの問題」にどう向き合って、彼が何を思っていくのかというのがこの作品の芯の部分だと思います。

 

タイトルを受賞した時、審査員から「令和の寄生獣だ」とのコメントがあったみたいですが、読み進めてみるとその言葉の意味がわかります…!

(寄生獣ご存じ無い方はぜひ読んでみて下さい、本当にすごい作品なので)

 

当たり前にある「人間社会」について、改めてその概念から考えさせられるような作品です。

テーマは重たいかもしれませんがストーリーもおもしろく確実に引き込まれます!

今後のチャーリーがどうなっていくのか!?

先が気になって仕方ないです…!

 

チャーリー「けど実際近くで観察したら、人間(君たち)っておもしろいね」

 

今回はマンガ大賞受賞作品

「ダーウィン事変」

を紹介しました。

最後までお読みいただきありがとうございました★

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