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今回の作品は
妻と可愛い高校生の娘、男の人生は幸せだった、娘の顔に殴打の傷を見つけるまでは…。罪と罰、愛と戦いの物語…!!
「マイホームヒーロー」
(アル/ マイホームヒーロー/ 原作・山川直輝/ 講談社 )
原作:山川直輝
漫画:朝基まさし
出版社 講談社
ジャンル 青年マンガ
掲載誌 ヤングマガジン
マイホームヒーローが面白い!あらすじ・登場人物
「マイホームヒーロー とは」
2017年26号より「週刊ヤングマガジン」(講談社)にて連載がスタート。
2022年6月時点で累計発行部数は200万部を突破。
中年のサラリーマン「鳥栖哲雄」の一家が、莫大な遺産を相続するという事を聞きつけた半グレ組織に目をつけられ犯罪に巻き込まれていくクライムサスペンス作品。
哲雄は趣味である推理小説の執筆で得た知識を使い、半グレ達を撃退する構想を組み立てていく。
「あらすじ」
平凡なサラリーマン「鳥栖哲雄」はかなりの推理小説オタクであった。
趣味で推理小説を50本も執筆し、ネットで公開するほどミステリーのトリックや殺害方法を知り尽くしている。
あまり他人に言えない趣味だか、妻と娘の3人で幸せな家庭を築いて過ごしている。
ある日、一人暮らし中である大学生の娘 「零花」に久しぶりに会った時に、娘の顔に暴力の痕跡を見つける。
娘を問い詰めても暴力を受けた事は否定した。
零花と別れた後に、哲雄は路上でガラの悪い若者の集団と遭遇する。
若者達の会話の内容から、どうやらその中の一人が娘の彼氏であるらしいことがわかる。
そして暴力を振るったことを聞き取った哲雄は、彼らを尾行し確かめようとするが、仲間に見つかり逆に痛めつけらてしまった。
翌日、哲雄は会社を休み娘のマンションで手がかりを探していると、突然娘の彼氏であろう男「麻取延人」が訪ねてきた。
瞬時にクローゼットに隠れ電話を盗み聞きする。
そこから聞こえてきたのは、妻の実家の財産を奪う為に零花に近づいたことと、過去に二人の女性を殺害したという内容だった。
娘と妻を守るため、哲雄は衝動的にこの男を殺すことを決意し、不意を突き急襲して撲殺する。
哲雄はその時偶然部屋を訪ねてきた妻 「歌仙」に事情を説明し、妻とと共に、推理小説執筆で身に付いた犯罪トリックの知識を使い、死体をバスルームで処理し証拠隠滅を図ろうとする。
「登場人物」
鳥栖 哲雄(とす てつお)
本作の主人公。
おもちゃメーカーで営業職をしている。47歳。
趣味で推理小説を執筆しネット上に投稿している。
旧姓は苗場。
高校時代に両親を交通事故で亡くしている。
大学時代は(のちに結婚する)歌仙と同じ演劇サークルに所属し脚本を書いていた。
早くして孤独の身になった影響から家族への愛情は人一倍強く、特に娘を溺愛している。
「麻取延人」を撲殺した後、推理小説執筆で得た知識を使って死体を処理するなど偽装工作をして半グレ組織の追及をかわすよう画策する。
頭の回転が非常に早く状況判断能力も高い。
また限られた時間の中で緻密な計画を練ることができる。
鳥栖 歌仙(とす かせん)
哲雄の妻。
専業主婦。41歳
資産家である呉服屋「和服の鳥栖」の娘。
しかし実家からは哲雄との結婚に反対され絶縁状態である。
哲雄が麻取延人を殺害した直後、たまたま殺害現場となった零花の部屋を訪れ、事件の第一発見者となる。
だが死体を見つけても動揺せずに、冷静に哲雄に死体の隠蔽を提案した。
幼いころから神道系カルト教団が運営する(山で閉ざされた)村で自給自足の集団生活を送っていた。
後にその村を脱走し哲雄と出会った。
鳥栖 零花(とす れいか)
哲雄・歌仙夫妻の長女。18歳
大学進学をきっかけに一人暮らしを始めたが、初めての彼氏である麻取延人からDVを受けていた。
反抗期のためか父親の哲雄には冷たく当たってしまうことも多いが、父親の誕生日には毎年プレゼントを贈っている。
自身の知らない間に、鳥栖家の5億円以上におよぶ遺産相続人に指名されており、それが原因で半グレ組織に狙われることになる。
初めは両親が危険を承知で組織と戦っていることに全く気付いていなかったが、少しずつ闇の組織の存在に気づき始めていく。
間島 恭一(まじま きょういち)
半グレ組織に所属する青年。20歳。
盗聴やピッキングなど犯罪技術などを多く持ち、状況判断力と行動力も高いため、組織からは実働部隊のリーダーを任されている。
麻取延人が失踪してからいち早く哲雄を疑い、強引に拉致して尋問したりと実力行使に出る。
また組織のリーダーの窪を尊敬はしているが、盲信することはなく自分の判断を信じて行動している。
実家は創業50年の大衆食堂を経営していた。
しかし12年前に父親がヤクザと揉めて自殺したことで廃業になる。
過去のこの体験から「世の中は力こそ正義」と考えるようになり、自身の行動規範になっている。
志野(しの)
窪(くぼ)
半グレ組織のリーダー。
暴力団「間野会」に出入りするフリーの殺し屋。
雰囲気はヤクザのような強面の中年男性。
若手構成員を指揮統率する立場である他、柔術や銃火器類の扱いに長けており殺しも躊躇なく行える。
組織の稼ぎ頭である麻取義辰には頭が上がらないようで、父親のコネで組織に入ってきた息子の延人も特別扱いをしている。
内心、命令を聞かない延人を扱い辛く思っているが、もともと徹底した合理主義者であり、組織にとって利益にならないと判断すれば、仲間であろうが迷うことなく切り捨てる冷酷さを持つ。
麻取 延人(まとり のぶと)
零花の彼氏。20歳。
少年院出所後に父親から誘われコネで半グレ組織に加入。
歌仙の実家の財産を狙う組織の命令で零花に近づいて交際を始める。
暴力的で感情の起伏も激しく、一度怒ると手が付けられない程自己中心的な性格。
過去に酔った勢いで2人の女性を衝動的に殴り殺してしまい、強引に組織にもみ消してもらった。
そのため組織から内心疎まれており、失踪後も本気で彼を心配する者はいない。
更なる娘への暴力を危険視した哲雄によって撲殺され、彼の推理小説執筆で得た知識を元にその死体は骨を除き跡形なく処理された。
麻取 義辰(まとり よしたつ)
延人の父親。47歳。
凄腕の電話詐欺師。
電話口で何人もの人間を演じ分けて言葉巧みに相手を騙して、半グレ組織の収入の多くを一人で稼ぎ出すことで組織からも一目置かれている存在。
行方不明になった息子の延人の捜索を窪に命じた。
幼少時より親の敷いたレールを歩き、ひたすら勉強し続け一流企業に就職して家庭も築いたが、勉強以外の事を知らない育ち方をしたせいか他人との接し方がわからず、家族にさえうまく愛情を表せなかった。
やがて息子の延人が非行に走ったりと家庭環境が悪化し妻とも離婚する。
仕事も退職して全てを喪失していたところを志野に見出され組織に入ることになった。
そしてそれまでの反動もあって延人を溺愛しており、彼も自ら組織に招き入れる。
安元 浩司(やすもと こうじ)
警視庁組織犯罪対策部の警部補。
かつて哲雄の父親の部下であった。
哲雄の両親の葬儀を取り仕切ったことから旧知の間柄である。
犯罪者には人権はないとし、窪たちの組織を壊滅させる為に奔走する。
その目的のためには手段を選ばないことも多く、監察にバレたら一発で懲戒免職になってしまうような違法捜査さえも平気で行う。
「感想」
一時も目が離せないクライムサスペンス!
ごく普通のサラリーマン「鳥栖哲雄」がある日、娘の顔に暴行されたような痕を見つけてしまったことをきっかけに、娘を守る為に半グレ集団と命を賭けて戦っていくサスペンス作品です。
平凡なサラリーマンが(娘を守るため)殺人を犯してしまう衝撃の始まりで、そこから一気に物語に引き込まれていき、ずっとドキドキハラハラが止まりませんでした!
哲雄は普通のサラリーマンですが、推理小説を書くのが趣味で犯罪のトリック知識に精通しています。
それを駆使し、半グレ集団の「力」に対して「頭脳」で戦う姿がめちゃくちゃカッコいいです!
そして敵の半グレ集団の中にも頭が切れるキャラがおり、ストーリーが進むにつれさらに頭脳戦が苛烈を極めていき、ここまでくるともう目が離せません!
哲雄の妻「歌仙」もかなり冷静で状況判断能力も夫に負けず劣らず、というところにツッコミをいれたくなりますが、これも何かの伏線か!?
などと勘繰ったりワクワクが止まりません。
また半グレ集団はもちろん悪い奴らの集まりですが悪とはいえカッコいいキャラクターもおり、個人の背景も深掘りされていくので、これが物語をさらに盛り上げていきます!
娘を守るためとはいえ、殺人を犯してしまった哲雄。
ヒーローの定義とは。
彼の正義の行方は…!?
今回は「おすすめしたい人気作品」
「マイホームヒーロー」
を紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました★