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名作「3月のライオン 」あらすじや登場人物・感想を紹介!

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今回の作品は

夢、家族、居場所、幼い頃少年は全てを失った。そして少年は全てを取り戻す冒険に出る…!

「3月のライオン

作者: 羽海野チカ

出版社 白泉社

ジャンル 青年マンガ

掲載誌 ヤングアニマル

名作「3月のライオン 」あらすじや登場人物・感想を紹介!

(アル/ 3月のライオン/ 作者・羽海野チカ/  白泉社)

「3月のライオン とは」

2014年7月号から「ヤングアニマル」にて連載スタート

 

2010年「ブクログ大賞マンガ」マンガ部門大賞

2009年「マンガ大賞」第3位

2009年「このマンガがスゴイ!」男編 第4位

2011年「マンガ大賞」大賞(第1位)

2011年「講談社漫画賞」一般部門受賞

2012年「このマンガがスゴイ!」男編 第5位

2014年「手塚治虫文化省」マンガ大賞

2015年 「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2015」コミック部門 第1位

2016年 「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2016」コミック部門 第1位

2017年「将棋ペンクラブ大賞」特別賞

2017年 「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2017」コミック部門 第1位

2021年「文化庁メディア芸術祭賞」マンガ部門大賞

 

テレビアニメ

第1シリーズ(2016年10月~2017年3月)

第2シリーズ(2017年10月~2018年3月)

 

「神木隆之介」主演で実写映画化

第1部(2017年3月)

第2部(2017年4月)

 

幼いころから孤独だった高校生で将棋のプロ棋士の少年が、様々な人達と交流して人間としても、棋士としても成長していく物語。

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「あらすじ」

東京にある川沿いの町「六月町」でひっそりと暮らす少年「桐山 零」

彼は幼い頃に家族を事故で亡くし、父親の友人であったプロ棋士「幸田 柾近」の家に内弟子として引き取られ育てられた。

零は生きる目的を見出す為に「将棋」にのめり込み、その才能を開花させ史上5人目の中学生でプロ棋士となる。

一緒に住んでいた義理の姉「幸田 香子」

「あんたの居場所なんてこの世のどこにも無い」

と言われた言葉を否定できず、自分の居場所を作るためにプロ棋士を目指したのだった。

 

その後、零は幸田家を出ることにする。

結果プロ棋士になったのだが他人の家で育ったことから自分を「カッコウのひな」に例えて、心に深い孤独を抱えながら、他人と関わることを避けて過ごすようになる。

 

その後17歳になった零は、1年遅れで高校に通いながらプロ棋士として活動する日々を過ごしていく。

今日の対戦相手は、義理の父であり将棋の師でもある「幸田 柾近」だった。

対局が終わり自分の師である幸田氏を下し、六月町に帰ろうとする零の携帯に1通のメールが届く。

それはひょんなことから出会った「三月町」に住む川本三姉妹の次女「川本ひなた」からの夕食を招待するメールだった。

零は遠慮を感じつつも、彼女達が住む三月町へと足を運ぶ。

「川本あかり」「川本ひなた」「川本モモ」

三月町に住む三姉妹たちの家族の温かさに触れ、零は今まで抱え込んでいたその孤独をゆっくりとほどいていく。

「登場人物」

桐山零(きりやま れい)

本作の主人公。17歳。プロ棋士。

史上5人目となる中学生でプロ入りを果たした若手棋士である。

五段。C級1組。

 

幼い頃に交通事故で両親と妹を亡くし、父の友人であったプロ棋士の「幸田柾近」に内弟子として引き取られる。

しかし幸田家の実子たちとの軋轢により家庭内で居場所がなかった為、将棋に没頭し15歳でプロ棋士となる。

 

長女の「香子」が家を出ようとするのを引き留めるために、自分が家を出ることを決意する。

そして中学卒業後、東京都内の下町「六月町」で一人暮らしを始める。

当初は人との関わりを避け、精神的になげやりな荒んだ生活を送っていたが、知り合った温かい家族の「川本三姉妹」や、学校で良く面倒を見てくれる「林田」先生など、周りの人たちとの関わりを経て、少しずつ心境に変化が生じ、自分の閉じた世界を開けていく。

 

川本ひなた(かわもと ひなた)

川本家次女。中学2年生。

髪型はツインテールで小柄で華奢な体型をしている。

 

「モモ」の面倒や祖父「相米二」の経営する和菓子屋「三日月堂」のお手伝いに家事までこなすしっかり者で、気配り上手な優しい性格をしている。

 

一方で家族には弱みは見せないなど繊細な部分もある。

将来は「三日月堂」を引き継ぐことを考えている。

 

川本あかり(かわもと あかり)

川本家長女。21歳。

 

亡き母親の代わりに妹たちの面倒をみながら、祖父の和菓子屋「三日月堂」の手伝いに従事し、週に2回ほど夜に伯母の経営する銀座の店でホステスとして働き家計を支えている。

美人でスタイルも良く銀座ではとても評判が良くて、常連客である棋士たちにもファンが多い。

いづれは三日月堂を継ぐことを考えている。

料理も得意でひなたと共に零を気にかけ、彼の健康状態や不摂生を嘆いたりしている。

 

川本モモ(かわもと モモ)

川本家三女。保育園児。

天真爛漫で姉たちや仲良くなった零にも甘える。

 

まだ幼い為、よく泣いたりワガママを言ったりするが、川本家を和ませてくれるかわいい存在。

 

川本相米二(かわもと そめじ)

川本家の母方の祖父。和菓子屋さん「三日月堂」の店主を務めている。

孫娘たちをこよなく愛し面倒を見ている。

まだ戦後だった少年時代に、両親と弟を亡くし懸命に生きてきた自分の境遇と零を重ね、彼に対しても何かと世話を焼く。

またかなりの将棋ファンでもあり、零の対局には強い関心を寄せている。

 

二海堂晴信(にかいどう はるのぶ)

プロ棋士・C級2組四段。

裕福な良家の息子である。

零とは幼少時代から子供将棋で対局を重ねてきており、「心友」であり「終生のライバル」を自称している。

 

零に対してはかなり強引に接することも多いが、それが零にとっての「人との繋がりの大事さ」に影響を与えていく。

幼いころから腎臓を患っており常に健康に不安を抱えながら過ごしているため、常時執事が付き添っている。

零や島田など身体の事を知っている者は一部で、本人の意志で周囲にそのことは明かしていない。

 

島田開(しまだ かい)

プロ棋士・A級八段。34歳。

「宗谷 冬司」とは同じ奨励会の同期。

 

二階堂の兄弟子で非常に後輩想い。

研究会を主催する立場で、自信の研究会に零を誘い、以後交流を深めていく。

普段は穏やかな雰囲気だが、将棋に対する熱量は凄く、対局中は好戦的な一面を見せることもある。

 

向上心が高く、棋力の向上の為なら努力を厭わない「努力の人」

零自身もトーナメントで島田と対戦して以降、彼の人間性に惹かれ尊敬の対象として見ていくようになる。

 

宗谷冬司(そうや とうじ)

棋界のトップに君臨するタイトルホルダー。

 

物語当初で5冠(名人・獅子王・棋神・聖竜・玉将)を有している。

その他には「名人位6連覇」「玉将戦5連覇」という記録を持つ。

島田と同じ歳で同期だが、宗谷の見た目は中学生のようでプロになった時からほとんど変わっていない。

10年ほど前から難聴という持病を抱えており、時折耳が聞こえなくなる。

 

このため彼の言動がおかしく見えることもあるが、元々天然な性格だったことや、天才ゆえの奇矯と周囲に受け取られていたことから、彼の障害を認識している者はごくわずかである。

若手との対局では、対戦相手のいちばん得意とする戦法で指させて、それを最大出力まで持っていかせて戦うというスタイルを取っている。

 

後藤正宗(ごとう まさむね)

プロ棋士・A級九段。歳は40代。

元は幸田の弟弟子だった。

剛直な風貌と威圧感を備えている。

 

家族ぐるみで関係があった縁で香子からは好意を抱かれており、突き放すような態度を取ったり、時には抱き寄せたりといった行動を取ったりと、結果的に香子を苦しませている。

香子の苦しみを見かねて絡んできた零を容赦なく殴り倒すほど気性が荒い。

一方で、真摯に勝負を挑んできた棋士に対しては、感想戦でアドバイスを送ったり、別の棋士が島田を揶揄した時は不快感をあらわにして、鋭い一言で黙らせるなど、将棋に対しては一本筋の通った人物でもある。

 

林田高志(はやしだ たかし)

零が通う「駒橋高校」に勤める男性教師。34歳。

熱烈な将棋ファンで、零が駒橋高校に入学した時もその素性にすぐ気づいた。

将棋雑誌に自分が考え応募した詰将棋の作品が採用されたこともある。

校内で孤立しがちな零を私生活も含めて気にかけている。

またプロ棋士「島田 開」の大ファンであり、同じ歳であることから親近感を抱いている。

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「感想」

魂が震える。言わずと知れた超名作

 

将棋と人間ドラマで構成された名作漫画です。

 

可愛らしい絵のタッチで描かれていますがその中身は、将棋に命を燃やして戦う棋士達や、心を揺さぶられる人間ドラマの数々が描かれていて、こんなにも心を熱くさせてくれるのか!?

というのが率直な感想です。

全員主人公と言っていいほど、登場人物の心理描写をここまで細かく描いた作品は今まで見たことがありません。

読んでいて心がざわざわしたり、泣いてしまったり、一体この漫画はいくつ感動を届けてくれるのだろうか。

この作品の人物達は確かにこの世界で生きています。

 

また朗らかなコメディシーンもあり、作者•羽海野チカ先生の絵柄も相まってとても心温かくなります。

特に主人公•「桐山 零」「川本三姉妹」が食卓を囲んでご飯を食べるシーンがよくあり、不思議とこちらも元気をもらえます。

将棋をテーマとして扱っていますが将棋を知らなくても関係なく楽しめる作品になっていると思います。

男性、女性、いろんな世代の人におすすめできる素晴らしい作品です★

今回は「マンガ大賞・大賞(1位)」作品

「3月のライオン」

を紹介しました。

最後までお読みいただきありがとうございました★

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