「おもしろい漫画が読みたい!」
「おもしろい漫画ってどこにあるの?」
なんて思った人にお伝えします。
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この記事を読めばおもしろい漫画に辿り着けます★
今回の作品は
彼らは24時間動き続ける…!大反響の細胞擬人化漫画!
「はたらく細胞」
(アル/ はたらく細胞/ 作者・清水 茜/ 講談社)
作者: 清水 茜
出版社 講談社
ジャンル 少年マンガ
掲載誌 月刊少年シリウス
はたらく細胞 キャラ一覧を紹介!
「はたらく細胞 とは」
2015年3月号から2021年3月号まで「月刊少年シリウス」で連載された。
2016年「このマンガがスゴイ!」男編 第7位
2017年「この夏推薦する図書リスト」13作品のうちのひとつに選定される
2022年5月時点でコミックス累計発行部数930万部を突破
テレビアニメ
2018年7月~9月(第1期)
2018年12月(特別編)
2021年1月~2月(第2期)
アニメ版の評価も高く、全国の学校の授業で使用されたりと多くの反響を呼んでいる。
「作風」
とある「人間」の身体の中で、年中無休に働いている数十兆個以上ある細胞たちを擬人化した漫画作品。
1話~2話の完結型のストーリー。
新米赤血球の「AE3803」、白血球の「U-1146」などを中心にして、群像劇のような形で細胞たちの日常を描いた作品である。
細胞たちを「人間化」
病原体は「モンスター化」
して描かれている。
「主要キャラ一覧」
細胞たち
赤血球
本作主人公の一人。
宅配便の配達員のようなキャラクター。
ヘモグロビンを多く含むため全体的に赤い。
台車などを使って酸素、二酸化炭素、栄養を各所に運ぶ(血液循環)
性格は真面目で一生懸命仕事をする。
病原体の侵入などトラブルに出くわすことが多いが、免疫細胞たちのような戦闘能力は無く、基本的に逃げることしかできない。
白血球
本作主人公の一人。
見た目は白髪で顔も青白い。白のロングジャケットを着ている。
体内に侵入した異物(細菌やウイルス)を排除する役割
病原体が侵入した時には真っ先に動き出す。
普段は冷静だが、異物を発見した時は罵声を浴びせながら容赦なく敵を切り刻む。
キラーT細胞
統制された軍隊のようなイメージで描かれている。
ヘルパーT細胞の指示を受け、ウイルスやがん細胞などの異物を殺すリンパ球である。
戦闘の時は基本的に素手で敵を倒すが、相手によってはナイフを使用することもある。
B細胞
作品の中では明るくて熱血漢のようなキャラクターで描かれている。
抗原に対し抗体を作り出し駆除するリンパ球。
マスト細胞とは仲が悪く、スギ花粉のアレルギー事件を起こしたときはお互い責任問題について激しく言い争っていた。
マクロファージ
純白のエプロンドレスをまとった穏やかな女性として描かれている。
細菌、ウイルスなどの異物を捕らえて殺したり、抗原や免疫情報を見つけ出す役割もしている。
か弱そうに見えるが、戦闘能力は非常に高くウイルスの集団に対しても、笑顔で武器を振り回して病原体を一掃する。
血小板
小学校低学年ぐらいの見た目のキャラクター。
擦り傷などで血管壁が損傷したときに、血栓を作る為に集合して傷口を塞ぐ。
血管が破損した場所を、道路の舗装工事をしているかのように修理してまわる。
特に仕事が無くても通行人としてよく見かける。
ヘルパーT細胞
メガネ男子で司令塔のようなキャラクターで描かれている。
B細胞やキラーT細胞たちへ外敵侵入の情報や対策などの指示を出す役割。
体育会系のようなキラーT細胞を暑苦しいと思っており、仕事中にも関わらずティータイムを取るなどのゆるさっぷり。
好酸球
ピンクのツナギを着た金髪ツインテールの女性として描かれている。
体内に寄生虫などが侵入したとき、感染対策の防御作業を行う。
二股の槍を武器として使う。戦闘能力は低いが赤血球たちを守る為に必死で敵に立ち向かう。クールなイメージだが褒められると照れる。
マスト細胞
白衣を着た黒髪ロングヘアーの女性として描かれている。
過剰に生成されたIge抗体の刺激に反応し、ヒスタミンやロイコトリエンなどの物質を分泌する役割。
性格は真面目過ぎるところがあり、少々ヒステリック。
マニュアル通りの仕事きちんとしているが、ヒスタミンは正常な細胞たちも影響が出てしまうため、他の細胞たちから苦情が来ることも多い。
NK細胞
黒のタンクトップに短パン姿の好戦的な女性として描かれている。
全身をパトロールし、ウイルス細胞やがん細胞を見つけ次第攻撃するリンパ球。
笑うことで活性化して強くなるが、ストレスがたまると弱体化する。
現場に居合わせたキラーT細胞をからかったりする。
記憶細胞
抗原情報を管理・記録する文系男子のようなイメージで描かれている。
抗原の免疫などを管理しているリンパ球。B細胞の抗体製造の補佐が仕事。
思い込みが激しく常にオーバーリアクション。
スギ花粉の襲来を「世界の終わりだ」とおびえまくる。
好塩基球
レインコートにマスク、常に傘を持っているというミステリアスな男性として描かれている。
特定の抗原に出会うとヒスタミンが放出されアレルギー反応を起こすと言われている。
好中球と好酸球を問題がある場所に導くという役割がある。
難解な言い回しで話すため、他の細胞たちからするといまいち内容が伝わっていない。
体内でトラブルが発生しても常に冷静で落ち着いている。
異物・病原体
肺炎球菌
頭部から触手が伸びた人型の生物として描かれている。
肺炎の原因となる病原体。肺胞に侵入し赤血球を破壊、最悪の場合脳まで破壊する。
赤血球の栄養分のバスケットを狙って殺そうとしてくる。
カンピロバクター
上半身は人型で、下半身はウナギのような生物として描かれている。
腸管上皮細胞を人質にとり、白血球たちを同士討ちさせたりする。
アニキサス
見た目はウツボのような怪物の外見で描かれている。
魚介類に寄生する寄生虫。まれに人体にも寄生することもあり食中毒の原因とされる。
細菌とは異なる多細胞生物であり、その大きさも免疫細胞や細菌などとは比較にならないほど巨大。
ピロリ菌
頭部に4本のプロペラのようなものがついておりヘリコプターのような見た目になっている。(正式名称がヘリコバクター・ピロリであるためと考えられる)
胃がんなどの原因となる悪玉菌で胃酸にも耐性をもつ。
胃酸に強い特性を利用し体内で暴れまわる。
がん細胞
人型で白い髪に全身が脈打った不気味な姿をしている。
細胞の分裂エラーで生まれる細胞(役割は無い)
無限に増殖し続け、やがて器官などを乗っ取ってしまう。
自分は何もしていないのに免疫細胞たちに追われ殺されそうになる己の境遇を恨み、全てを乗っ取ろうと画策する。
「感想」
擬人化物の中でも最高級の完成度
免疫細胞や細菌といった医学的な分野であるため、漫画の構成など大変だろうなと思っていましたがとてつもない完成度です!
そこに着目した発想力も素晴らしいし、難しいジャンルでも
免疫細胞VS細菌•ウイルス
の構図に上手く擬人化し展開させており、読んでいてめちゃくちゃおもしろい!
細胞達の擬人化をより詳細に描き、それぞれに性格や個性が溢れていてキャラクター要素も高く細胞達に愛着が湧いてきます。
また身体のしくみや、細胞の働き、細菌の特性など勉強になることばかりです!
体内分泌成分や細胞の名前などカタカナや英語が多く興味が無いと中々覚えられませんが、なぜ漫画化されているとこんなにも覚えらるのか!?
作中の出来事が自分の身体の中に起こっていると考えて読むと、さらに楽しくなったり、あるいは怖くなったりしていろんな楽しみ方があると思いました!
あと率直に、自分の身体は無理をせず大事に労ってやることが大切だと思いました★
(いやほんとに)
アニメ化もされていますが、声優陣が豪華すぎます!
(マジですごいメンバー…)
気になる方はアニメもぜひ!
今回は「このマンガがスゴイ!」受賞作品
「はたらく細胞」
を紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました★