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今回の作品は
一週間に1回私は「誰か」の彼女になる。女子大生を取り巻くビターラブストーリー
「明日、私は誰かのカノジョ」
作者: をのひなお
出版社 小学館
ジャンル 少年マンガ
掲載誌 サイコミ
明日、私は誰かのカノジョ 漫画を解説!
(アル/明日、私は誰かのカノジョ / 作者・をのひなお/ 小学館 )
「明日、私は誰かのカノジョ とは」
2019年5月から「サイコミ」にて毎週金曜更新で連載がスタート。
2022年3月時点でコミックス累計発行部数は300万部を突破。
2022年1月に放送された「人気漫画家が選ぶ!本当にすごい漫画はこれだ!2022」(テレビ朝日系列)にて、森川ジョージ氏が選んだ作品として本作が紹介された。
テレビドラマ
MBS・TBSの「ドラマイズム」枠にて放送された。
悩みやコンプレックスを抱えた様々な女性に焦点を当て、章ごとに異なるヒロインが描かれるオムニバス形式で展開されるストーリー。
本作は「レンタル彼女やパパ活、整形にホスト狂い」などをテーマにして描かれており、生々しい現代の恋愛観だけでなく、登場人物のキャラクター性が丁寧に描かれていることにより、読者から共感を得ている。
「あらすじ」
第1章 Killing me softly
大学生・白井雪は、学費を稼ぐために「レンタル彼女」として働いていた。
彼女は幼少期に虐待を受けており、そのときに受けた顔の傷を化粧で隠している。
ある時、レンタル彼女の客「壮太」とノーメイクの状態で不意に街で出会ってしまい、顔の痕のことを知られてしまう。
だが壮太はそれを承知した上で雪に好意を抱いており、客としてではなく個人的な関係を希望した。
雪も壮太との関係には多少の夢を見るのだが、レンタル彼女として相手の理想を演じてきた雪は、幸せな家庭で育った純粋な壮太とは上手く行かないと判断し、壮太をNG客とする。
第2章 致死量の自由
雪と同じ大学に通うリナは優しくて美人でサークルでも人気者であったが、内側に抱える寂しさを紛らわすためにパパ活を行なっていた。
馴染みのパパ「飯田」に雪を紹介したところ、飯田はリナの誕生日プレゼントを選ぶことを口実に雪と個別に会う約束をする。
約束の日、飯田は雪にパパ活の契約を持ちかけるが、雪はそれを拒否。
だが飯田と雪が会っていた事を悟ったリナは、雪に対して不信感を抱く。
また、サークル内で雪が風俗で働いているという噂が流れてしまい、親友と思っていた雪が自分に隠し事をしていたことにリナはショックを受けてしまう。
リナが不信感を抱いていることを悟った雪は、顔の傷とレンタル彼女のアルバイトをしていることを打ち明け、もう一度友人関係を立て直す。
結局、寂しさを紛らわせてくれる存在の飯田とは関係が切れてしまい、ナンパで出会った「雄大」にパパ活をしていたことなど全てを打ち明ける。
そんな事実を受け入れてくれた雄大にリナは心を寄せ、二人は親密な関係になっていく。
「登場人物」
白井雪
第1章「killing me softly」と最終章「No Woman No Cry」の主人公。
レンタル彼女のアルバイトをしている大学生。
幼い頃に母親から虐待を受けていた過去があり、心身共に深い傷を負っている。
その為、身寄りがなく奨学金とレンタル彼女のアルバイト代で生活費を賄っている。
ストレートの長い黒髪が特徴的な人目を引くほどの美貌の持ち主である。
親しいと呼べる友人がリナ以外におらず、誰にも心を開けないでいる。
右側の顔や首にかけて母親から受けたひどい火傷跡があり、普段は専用の化粧品で火傷跡を隠している。
性格は真面目で心優しく、どんな客にも丁寧に親切に接している。
また客の情報を事細かにノートに書いている。
リナ
第2章「致死量の自由」の主人公。
パパ活をしている大学生。
美人で心優しく、性格も社交的で明るい。
常に孤独を抱えていて愛に飢えている。
その為か恋愛依存症かつセックス依存症になってしまっている。
多くの友人がいるが、雪の事はたった一人の親友として心の底から慕っている。
中谷彩(アヤナ)
第3章「1mm」の主人公。35歳。
レンタル彼女のアルバイトをしている。
整形依存症であり、原型を留めない程整形を繰り返して今の美貌を得た。
昔は容姿が醜く、周囲から疎んじられていたのが心の傷として残り、強いコンプレックスとなっていて美醜に非常にこだわりを持つ。
恋人の「光晴」には、整形を隠しており、年齢・職業を偽って伝えている。
色恋営業を行い、整形費用を客から裏引きしていたのが社長にバレてクビになる。
真矢萌
第4章「Knockin’on Heaven’s Door」の主人公。
雪やリナと同じ大学の学生だったが、行きつけのバーで出会った「優愛」の影響で歌舞伎町のホストにハマる。
当初、リナの持つ美貌に嫉妬して嫌味を言っていたが後悔して反省する。
その後、リナに謝罪して和解した。
仲良くなってからはリナにメイクやファッションを教えてもらうようになる。
ホストで使う金ほしさに、デリヘルで働き始め、大学も辞めてしまう。
それと同時にそれまで無頓着だったヘア・メイクの研究やダイエット、整形などにより容姿を変貌させていく。
その後、ホスト通いやデリヘルを辞め、美容専門学校を卒業後、美容師として一般企業に勤める。
高橋優愛
番外編「Stairway to Heaven」の主人公。
歌舞伎町でホストにハマるデリヘル嬢。
リストカット跡がある。
田舎で生まれ育ち母親は不明、父親からはネグレクトを受けていた。
ヤングケアラーとして祖母の介護を経験している。
祖母の死後、連絡をとっていた男を頼りに上京するも男は現れず、スカウトに声をかけられて風俗で働き始めた。
相馬留奈
第5章「洗脳」の主人公。
拝金主義であり、ソープランドで働く。
雪やリナと同じ大学に通っていたが休学。
配信者の「隼斗(バシモト)」と交際するも、炎上騒動により破局。
破局後は風俗を辞めて大学へ戻った。
畔上江美
第6章「What a Wonderful World」の主人公。40代。
留奈と同じソープで働いていたが、父親の死を機に地元へ帰り、清掃員のバイトを始めるも上手く行かずばっくれ、地元のスナックで働く。
高齢の母親と二人暮らし。
高校時代はバンドにハマり、高校卒業後に上京する。
以来、キャバクラや風俗店で働いており昼職の経験はない。
スピリチュアル信仰がある。
「感想」
女性が女性として生きていく物語
何かしらのコンプレックスやトラウマを抱えた女の子達の恋愛観や生き様を生々しく描いたヒューマンドラマです。
女性心理を巧みに描いており男性が読んでも、なるほどと納得出来るような場面もあって、男女問わず読んでいける作品だと思います。
また話ごとに主人公が変わっていくので、毎回新鮮な気持ちで読み進めていけました。
普段はやはり批判的に見てしまうような部分でも、読者が共感できるように描かれていてとても読みやすかったです。
それぞれの主人公ごとに考えや視点が違うのもおもしろく、キャラクターの深掘りが良くできてるなと感じました。
絵もとても綺麗で読みやすいです。
女の子服装や動作などもすごく細かくて、他の男性漫画家さんが描くことのできないリアルさが感じられました。
キャラクター一人一人の心情描写が詳細に描かれ、読者の方々からもそれに共感して作品にハマったとの声も多数!
おすすめできる作品です★
今回は「おすすめしたい人気作品」
「明日、私は誰かのカノジョ」
を紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました★