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今回の作品は
和風✖️ファンタジー✖️嫁入り 結婚から始まる恋愛物語
「わたしの幸せな結婚」
(アル/わたしの幸せな結婚 / 原作・顎木あくみ/ )
原作:顎木あくみ
漫画:高坂りと
キャラクター原案:月岡月穂
出版社 スクエアエニックス
ジャンル 少女マンガ
掲載誌 ガンガンONLINE
わたしの幸せな結婚 原作の魅力を解説
「わたしの幸せな結婚 とは」
小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載され、2019年1月〜「富士見L文庫」(KADOKAWA)にて刊行される。
コミカライズ
漫画「高坂りと」により2018年12月から「ガンガンONLINE」にて連載がスタート。
2020年「次に来るマンガ大賞」web漫画部門第8位
2021年「全国書店員が選んだおすすめコミック」第1位
2022年7月時点でシリーズ累計発行部数は500万部を突破。
明治・大正時代を意識したような和風世界を舞台としたシンデレラストーリー。
「わたしの幸せな結婚」読むならebookjapan!
「あらすじ」
名家に生まれた「斎森美世」は、実母の「斎森澄美」が早くに亡くなってしまい、継母の「斎森香乃子」と異母妹の「斎森香耶」に使用人同然の扱いを受けては理不尽な仕打ちを受けながら育ってきた。
美世は「異能の家系」の生まれながら、その能力が受け継がれず何の能力も持たないことで自信を失くしていた。
さらに家族に酷い扱いを受け続けることも重なって自尊心も失い、自らの人生を諦観する日々を送っていた。
美世が19歳となった日、父親の「斎森真一」に嫁入りを命じられる。
しかしその相手は冷酷無慈悲なことで有名な若き軍人でもある「久堂清霞」であった。
清霞は過去に婚約者候補として家に来た女性が、いずれも「3日と持たずに逃げ出した」というぐらいの悪評が立っていた。
唯一の味方でもあった幼なじみの「辰石幸次」が香耶と婚約したことと、そして自分が幸せになれるはずもない結婚に絶望する。
美世は断ることもできず、父親の命令に従うことしかできなかった。
後日、覚悟しながらも久堂家の門を叩いた美世の前に何とも言えない雰囲気を持つ美貌の青年が現れる。
美世はその美しさと凛々しさに思わず見とれてしまった。
今まで言い寄ってきた女性と同じように清霞は、初対面の美世にも同じく冷淡な態度を取るが、使用人の「ゆり江」が温かく自分を迎えて家を案内してくれたことに、少しの安心感を覚える。
こうして、美世は久堂家での新しい生活を始める。
清霞に怯えながらも少しでも迷惑がかからぬようにと、早起きして家事や料理を懸命に勤めていく。
当初は冷たい態度が多かった清霞だったが、美世の手料理を食べたり、名家の令嬢らしからぬ彼女に興味を持ったりと、二人は少しずつ心を通わせていく。
「登場人物」
斎森 美世 (さいもり みよ)
本作の主人公。
「斎森家」に生まれた女性。19歳。
真っ直ぐな黒のロングヘアをしている。
母親の「斎森澄美」が亡くなったあとは継母の「斎森香乃子」や、異母妹の「斎森香耶」から使用人以下の扱いを受ける日々を送る。
さらには異能がないことに失望した父親の「斎森真一」からも冷遇されるようになる。
家族に虐げられ何の取り柄もないことから自信をなくし、自尊心と人生の希望を失いあらゆることを諦観する中、真一から「久堂清霞」への嫁入りを命じられる。
当初は冷酷と評判の清霞を恐れ、いずれは彼に切り捨てられる運命だと悲観しながら新しい生活を送る。
だが評判とは真逆の彼の優しさや使用人の「ゆり江」の心づかいに触れるうちに、小さな幸せを感じるようになっていく。
清霞に大切にされるうちに、本心から彼の傍にいたいと思うようになり、少しずつ自信を取り戻しながら成長していく。
実家の家事をやらされていたことから家事全般が得意である。
久堂 清霞 (くどう きよか)
異能の名家である久堂家の現当主を務める青年。軍人。27歳。
白い肌に美しい容姿、長い銀髪を持つ美青年である。
理知的でクールな性格をしており、自分にも他人にも厳しい。
(男女問わず冷淡な態度を取り、冷酷無慈悲という噂まで流れている)
対異特務小隊の隊長を務める少佐でもあり、高い異能の実力を持つ。
しかし今までの縁談はすべて破談しており、婚約した女性は3日と経たずに去っている。
「斎森美世」と婚約を交わすことになるが、初対面の彼女に対しても疑心から冷たい態度を取り続ける。
しかし何度か会話するうちに、美世がこれまでの婚約者とは違うことを感じ取り、名家の令嬢らしかぬ彼女に興味を持ち次第に心惹かれていく。
また、世間での評判とは真逆に本来は優しい性格である。
何事もそつなくこなすが、少々不器用で鈍感な一面もある。
後にゆり江と共に美世の過去や「斎森家」の現状について調べていく。
ゆり江 (ゆりえ)
久堂家の使用人を務める中年女性。
小柄な体型をしており物腰が柔らかく温厚な性格をしている。
清霞が幼い頃から彼の身の回りの世話をしてきたため、女性に苦手意識を持つ彼を心配している。
使用人としてはベテランで、料理や裁縫を中心に家事全般をそつなくこなす。
誰に対しても笑顔で対応し、婚約のために久堂家にやって来た美世のことも温かく迎え、慣れない場所で不安を抱く彼女を安心させた。
清霞のことをよく理解しており、彼の両親以上に性格や行動をよく把握しているよき理解者。
清霞と美世の距離が縮まっていくのを温かく見守り、助言をするなど優しく手を差し伸べている。
美世が今までの婚約者候補と違うことに気づいた清霞から情報を探るよう命じられ、彼女が異能を持たないことも知っている。
斎森 澄美 (さいもり すみ)
斎森美世の実母で、斎森真一の妻。
美世が幼い頃に病気で亡くなる。
美しい黒髪を持ち、美世とよく似た美女だった。
元は異能の名家である「薄刃家」に生まれ、政略結婚により真一と結ばれた。
このため、真一のもともとの恋人であった斎森香乃子からは激しく恨まれており、彼女が美世を冷遇する要因となっている。
生前は夫の真一と愛し合っているとはいえない関係だったが、彼との間に生まれた美世のことは大切に育てていた。
花 (はな)
斎森家に仕える使用人の女性。
昔から斎森美世を妹のようにかわいがっており、斎森香乃子たちから酷い仕打ちを受ける美世の味方の一人だったが、かばい続けたことで香乃子に解雇される。
斎森 真一 (さいもり しんいち)
斎森家の当主を務める男性。
「美世」と「香耶」の父親。
若い頃は家の政略結婚により、その時交際していた香乃子と別れさせられ、「薄刃家」から嫁いできた澄美と結婚する。
澄美が亡くなったあとは香乃子と再婚し、異能の才能を持たない美世には何一つ期待しなくなり、香乃子と香耶が酷い仕打ちをしていても見向きもしなかった。
生前の澄美からは、美世を見捨てないよう言われていたが美世に興味を持つことはなく才能を持つ香耶のことだけを大切に育てる。
久堂清霞との縁談は独断で美世にすり替えて、香耶を斎森家の跡取りとするために辰石幸次を婿に迎えさせるよう手筈を整え、美世を邪魔者扱いするかのように久堂家に嫁がせる。
清霞の悪評もあることから異能のない美世はすぐに追い出されるだろうと予測していた。
斎森 香乃子 (さいもり かのこ)
美世の継母で、香耶の実母。
香耶とよく似た色素の薄い美人。
表向きは貞淑な女性のような振る舞っているが、本性は嫉妬深く残虐で冷酷な性格。
裏では香耶と共に美世を虐げており、多くのトラウマを植え付けた張本人でもある。
斎森真一の元恋人であったが斎森家と薄刃家の政略結婚により無理やり別れさせられ、代わりに彼と結婚した斎森澄美に強い憎悪を抱いている。
美世を見下し八つ当たりのように虐げるだけでなく、香耶にはつねに美世よりも優れた女性であるよう言い聞かせ、歪んだ教育をしていた。
さらに美世を使用人以下の扱いにして見下しては家事全般をやらせてこき使うだけでなく、罵倒して心を傷つけたり虐待同然の暴力も加えていた。
また、香耶が異能を持っていることを喜ぶ一方、彼女の力がそこまで強力ではないことも把握している。
斎森 香耶 (さいもり かや)
美世の異母妹で、真一と香乃子の娘。16歳。
色素の薄い長髪の美少女で、容姿は香乃子によく似ている。
お淑やかで要領のいい令嬢だが、真一からは甘やかされていたため本性は非常にわがままである。
香乃子と共に美世を見下し、昔から使用人以下の扱いをして虐げてきた。
幼少期に見鬼の才に目覚め、真一に教わった術を駆使して、紙で作った式をあやつりその視覚を共有することができる。しかし訓練に熱心ではなく、異能もあまり強力ではない。
美世が久堂清霞に嫁ぐことが決まった際は斎森家を継ぐために幼なじみの辰石幸次と婚約を交わす。
五道 佳斗 (ごどう よしと)
清霞の部下の青年。
明るくお調子者な性格。
怒られると知りながら、上司の清霞をからかうこともある。
その一方で清霞の私生活、とりわけ女性関係を心配しており、彼の家へ招かれた際には斎森美世のことをひそかに探ろうとしていた。
異能の実力は清霞からも信頼されるほどで、清霞が出張で留守にしている時は代わりに指揮などを務めることもある。
桂子 (けいこ)
清霞がよく行っている呉服屋「すずしま屋」の女主人。
美しい女性を着飾ることが好きで、初対面であっても女性の魅力を見極める確かな眼力を持つ。
店に訪れた清霞が連れて来た美世を見て、輝く原石と評し、魅力を秘めている彼女を絶賛する。
辰石 実 (たついし みのる)
異能の使い手を輩出する名門「辰石家」の現当主を務める中年男性。
辰石一志と辰石幸次の父親。
斎森家とは旧知の仲で現在でも交流を持つが、斎森家と同様に最近は落ち目で、過去に築いた財産や地位でかろうじて名家の体裁を保ちながら、辰石家をなんとか再興したいと考えている。
そのために斎森美世に目を付けており薄刃家の血を引く彼女がいずれ異能に目覚める可能性に期待し、長男の一志と結婚させようとしていた。
しかし、斎森真一が美世を久堂清霞に嫁がせたことで、その目論見が外れる。
辰石 幸次 (たついし こうじ)
辰石家の次男。
美世と香耶の幼なじみ。
顔にそばかすがあり、おだやかな雰囲気を漂わせた生真面目な青年。
誰にでも優しい温厚な性格をしている。
念動力に似た異能を持ち、物を浮かせたり動かしたりできるが、訓練に熱心ではなかったため、実や一志のようにはうまく使いこなせない。
美世には昔から淡い思いを寄せ斎森家に彼女の扱いについて抗議するなど、数少ない味方でもある。
しかし、実の決定により香耶の婚約者となり、美世が久堂家へ嫁ぐのを止めることはできなかった。
辰石 一志 (たついし かずし)
辰石家の長男。
辰石家の次期当主を務める。
真面目な弟の幸次とは違い、女物の着物を着用するなど派手な格好を好み、少々軽薄な言動も多い。
自由奔放に見えるが真意がわかりづらく底知れぬところもあり、ミステリアスな一面もある。
優秀な異能を持ち、幸次とは異なり自分の異能を的確に使いこなせている。
「感想」
王道「和製」シンデレラストーリー
土台はいわゆる王道の少女マンガですが、時代設定や背景、それに「異能」といったファンタジックな要素を取り入れる事に作品に新鮮味を与えています。
散々虐げられてきた主人公の美世が(王子様的な役の)清霞に出会い、恋を通して少しずつ自分という人間を取り戻していく物語。
明治〜大正という時代設定である為、2人の恋愛に奥ゆかしさを感じてとても良かったです。
「異能」という超常的な世界観もいい具合にマッチしていて、自然と作品の中に入っていけました。
美世の人生が不遇かつ斉森家の人間がわかりやすく嫌な連中だったのでw
心から美世を応援したくなりました!
昔ながらの政略結婚というのがひとつのテーマとなっています。
ですが本作品は政略結婚と言えど、そこからお互いの事を大切に想い合える関係を描いていて胸を打たれます。
また絵も非常に美しく読みやすいです。
淡い色使いとどこかノスタルジックな絵柄についつい見惚れてしまうほど。
当初は冷たかった清霞でしたが、物語が進むにつれ次第に美世を大切に想っていきます。
そこからは少女マンガ王道のイケメンムーブ炸裂!
美世を優しく包み込む清霞はもう好きになるしかないですね★
今回は「おすすめしたい人気作品」
「わたしの幸せな結婚」
を紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました★
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