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今回の作品は
京都のど真ん中にある華やかな花街の舞台裏でごはんを通して描かれる温かなヒューマンドラマ!
「舞妓さんちのまかないさん」
(アル/ 舞妓さんちのまかないさん/ 作者・小山愛子/ 小学館 )
作者:小山愛子
出版社 小学館
ジャンル 少年マンガ
掲載誌 少年サンデー
舞妓さんちのまかないさん•あらすじ
目次
「舞妓さんちのまかないさん とは」
2017年5•6合併号より「週刊少年サンデー」(小学館)にて連載がスタート。
2019年第65回「小学館漫画賞」少年向け部門受賞
2022年1月時点でコミックス累計発行部数は200万部を突破。
テレビアニメ
2021年2月〜2022年1月
NHKワールドJAPANにて放送。
2021年10月〜2022年6月
NHK Eテレにて放送。
(全36話)
京都の屋形(舞妓置屋)で賄いの仕事をする少女と、花街で共同生活をする舞妓たちの(食生活を中心に)日常を描いた物語。
「あらすじ」
物語の舞台は京都にある花街。
その片隅である市で働いている舞妓さんたちは「屋形」と呼ばれる家で共同生活を送っている。
中学を卒業し青森から引っ越してきた少女「野月キヨ」
彼女も同じく舞妓さん見習いとして、友人である「戸来すみれ」と一緒に練習に励んでいた。
だが努力が実らず、キヨは市のおかあさんから青森に帰ることを促される。
そんな中、舞妓さんの食事担当だったおばちゃんが倒れてしまう。
屋形の食糧事情は一気に悪化してしまい、やがて舞妓たちのモチベーションに関わる問題に発展してしまう。
この状態を見かねたキヨは自ら台所に立つ。
そして屋形にあった素材を使い親子丼を作り上げ、舞妓さん達のやる気を保つことに成功した。
こうして屋形の危機を救ったキヨは、そのまま「まかないさん」として働くことになるのだった。
「登場人物」
野月 キヨ(のづき きよ)
本作の主人公。16歳。
舞妓になるという夢を掲げ青森県から京都の屋形「市」に来た少女。
だが、舞妓候補である「仕込みさん」として才能が無かったために、早々に「お止め」の身の上とされ青森に返されそうになる。
その時、前任のまかないだった台所のおばちゃんが腰を痛めて仕事を続けられなくなった為、「まかないさん」として「市」に残る選択をする。
小柄な体格でかつ童顔なため、実年齢以上に幼く見える。(中学生くらい)
幼い頃より故郷のおばあちゃんに家事全般を仕込まれていた。
仕込みさん時代には厨房に入り浸っておばちゃんの手伝いをし続けてきた経験から料理の腕はかなりのもの。
また料理以外の家事全般も得意であり、仕込みさんとしての経験があることから、時にまかないの仕事のみならず、仕込みさんの仕事の代理を務めることもある。
戸来 すみれ(へらい すみれ)/ 百はな(ももはな)
キヨと共に青森から屋形「市」に来た幼馴染。
キヨからは「すーちゃん」という愛称で呼ばれている。
周囲からは
「100年に一度の舞妓になるかもしれない逸材」評されている。
「百はな」という名で舞妓として店出(デビュー)した。
努力家ではあるが、舞妓としての仕事が忙しくなるにつれて、それ以外に関してはおざなりになってしまう傾向が見られるようになっていく。
キヨの存在のおかげでバランスを保たせていることもあり、キヨを自身にとってかけがえのない存在だと思っている。
中渡 健太(なかのわたり けんた)
キヨとすみれの幼馴染の少年。
青森の高校に通っており、野球部に所属。
2人とは異なり郷里である青森に進学組として残っている。
細かいことは気にしない大らかな性格
大家族の子で盆暮れには家は兄弟や姉の里帰りで大騒ぎであるため、そのころは野月家にいることが多い。
キヨとすみれの里帰りの際や、回想シーンなどでたびたび登場。
キヨとすみれが京都に旅立ってからは、1人残された野月家のおばあちゃんの様子を見に行き、男手が必要な家事などを手伝っている。
市のおかあさん
「市」の女将。
店の舞妓や舞妓候補たちからは「おかあさん」と慕われる。
花街の「おかあさん」としては一番若手であり、他の店の女将との付き合いにはやや苦労している模様。
また舞妓のひとりが辞めていった時は、気丈に送りつつも寂しい胸の内を男衆のお兄さんに打ち明けたりもしていた。
つる駒(つるこま)
「市」の中では中堅クラスの先輩舞妓。
オフの時はメガネをかけており「姉さん」の中では出番が多い。
水玉模様を好んでおり、屋形でのオフ時はいつも水玉模様のパジャマを着て過ごしている。
舞妓としての仕事はキッチリこなす一方で、屋形での私生活はかなりズボラ。
そのため「妹」である理子からは「姉」であるにも関わらず軽く見られがちで、時に些細なことでケンカをしている。
しかしそれでも理子のことを「姉」として心配しており、嫌われることを覚悟で苦言も呈する。
理子(りこ)
キヨやすみれの次の世代の「妹」として「市」に入ってきた仕込みさん。
バスケットボール経験者で背が高く、少々言葉が荒いところがある。
基本的に素直で正直な子だが、あまりに素直が過ぎて感情がすぐに顔に出るタイプであり、一度は男衆のお兄さんからそのことに対して苦言を呈されている。
百はなに対しては籠持ちを務めてその所作を身近で見ていることからかっこいいと尊敬の念を欠かさない。
しかしつる駒に対しては当初は「メガネ先輩」のちには「めがねさん姉さん」とあだ名で呼んでいて、彼女の普段のズボラな生活態度を見ているためか尊敬の念が薄い。
百子(ももこ) / 夕子(ゆうこ)
表彰されるほどの売れっ子芸妓。
既に芸妓として独立しており、舞妓と異なり自分のマンションに住んでいる。
(百はなの義理の姉(芸姉妹)になる)
視点が達観しており飄々としている。
御座敷の体力づくりのためにフルマラソンを走るなど、かなりの努力家でもある。
自身と似た百はなを非常に可愛がっているが、自らの留守時の部屋の留守番を頼んだり、トラブルを起こした時に百はなを奔走させたりと、本当に「天然ボケの姉としっかり者の妹」めいた関係性を見せる時がある。
その一方で、百はなが自分以外に心の支えとなる者(キヨや健太)を持てている事に対しては複雑な思いも垣間見せる事があり、時にふたりの人柄を見定めるような行動をとる事がある。
台所のおばちゃん
キヨの前任者であり、屋形に出す料理の師と言える人。
仕込みさん時代に厨房に入り浸っていたキヨにとっては良き話し相手であった。
体が動かない時にはキヨに仕上げを任せるなど、おばちゃんもキヨをサポート的に扱かったりもしていた。
キヨがお止めになるのと前後して腰を痛めてしまい、まかないを引退する事を余儀なくされる。
その後は後任であるキヨを快くサポートしていく。
「感想」
舞妓さんを支える「まかないさん」の姿を描く
舞妓さんにをテーマにした作品としても珍しいと思いますが、本作品はその舞妓さんを(主に食事面で)支える「まかないさんに」にスポットライトを当てた漫画です。
青森から舞妓さんになる為に京都にやってきた主人公の「野月キヨ」
舞妓になる為に修行に励むも努力が実らず、青森に帰るよう促されてしまいますが、ある事がきっかけで屋形の「まかないさん」として働くことを決めます。
物語の構成としては起承転結になっている事が多く、「食」を中心に温かな人間関係模様が描かれています。
舞妓さんの道を諦め、舞妓さんを応援する道を選んだ純朴なキヨの姿は見ていてすごく応援したくなりますし、また彼女が作る料理の数々は本当に美味しそうで癒されます。
そしてキヨと一緒に舞妓になる為に、青森からやってきた幼馴染の「すみれ」
反対に彼女は舞妓さんへの適正が高く、周りからは逸材と評されるほど。
彼女には彼女の物語があり、それをキヨが親友として彼女を支える友情も心温まります。
作品も読む前は舞妓さんというお仕事にほとんど何の知識もありませんでしたが、この漫画を通して舞妓さんの日常や、あるいは厳しさなども知れました。
そういう知識欲も満たしてくれるような作品でもあります。
読み手の心を癒して温かくしてくれる作品、とってもおすすめです★
今回は「おすすめしたい人気作品」
「舞妓さんちのまかないさん」
を紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました★
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