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今回の作品は
少年が率いる陰の組織・シャドウガーデンが繰り広げる勘違いシリアスコメディ!
「陰の実力者になりたくて!」
(アル/ 陰の実力者になりたくて!/ 作者・逢沢大介/KADOKAWA )
原作:逢沢大介
漫画:坂野杏梨
キャラクター原案:東西
出版社 KADOKAWA
ジャンル 少年マンガ
掲載誌 角川コミックス・エース
陰の実力者になりたくて!キャラクター紹介
「陰の実力者になりたくて! とは」
小説投稿サイト「小説家になろう」にて2018年1月から連載がスタート。
コミカライズ
2019年2月号から「月刊コンプエース」(KADOKAWA)にて作画・「坂野杏梨」で連載がスタート。
2020年「このライトノベルがすごい!」単行本ノベルズ部門 第3位
2022年9月時点でシリーズ累計発行部数は200万部を突破。
テレビアニメ
2022年10月からAT-X他にて放送される。
「陰の実力者」に憧れていた少年「シド」が、不慮の事故に遭い異世界に転生。
その世界で「闇の教団」を倒すべく暗躍する「設定」を楽しんでいたら、本当に「闇の教団」が存在することに気づき、本当に暗躍していくしかなくなった勘違いコメディファンタジー。
「あらすじ」
物心ついた頃からヒーローでも悪役でもなく、文字通りヒーローを陰で助ける様な「陰の実力者」に憧れていた少年「影野ミノル」
彼は学校では目立たない様に過ごしながら、裏では最強の陰の実力者となる為の修行を日々積んでいた。
やがて核兵器にも勝てる未知の力を求めて過酷な修行に臨む様になるが、高校最後の夏、修行帰りに幻覚を見た事でトラックに轢かれてしまい死亡する。
そしてそのまま異世界に転生。
男爵家の息子「シド・カゲノー」として生まれ変わった。
転生してからの10年間シドは相変わらず実力を隠しながら裏で修行を続けていた。
ある時修行と資金集めの一環で盗賊団を討伐して得た肉塊に魔力実験を施した所、肉塊がエルフの美少女になる。
「恩を返したい!」
と言い出したエルフを納得させる為、シドはアルファと名づけ自身の配下とした。
「御伽話に登場する魔人ディアボロスの復活を狙うディアボロス教団を潰す!」
と適当な事を語り陰の組織「シャドウガーデン」を設立する。
ところが、シドが単なる妄想で語った筈の話の一連は実は嘘から出た実であり、ディアボロス云々は本当に存在していた。
こうしてシドことシャドウ自身が事態を把握しないままディアボロス教団との戦いに身を投じていく事となる。
「登場人物」
シャドウガーデン
シド・カゲノー / シャドウ / 影野ミノル
本作の主人公。
カゲノー男爵家の第2子。
転生前の名前は「影野ミノル」
幼いころから陰の実力者に憧れて努力してきたが、不慮の事故をきっかけに異世界に転生する。
(転生前の現代の知識を持っている)
少女たちをノリで配下にし、シャドウガーデンを率いる陰の実力者設定を楽しんでいるが、自身がでっち上げた設定が実在し、自分が本物の陰の実力者になっていることを知らない。
普段は一般人として生活しつつ、裏では野盗を襲撃して金銭を奪い、闇の実力者としての設備を整えることを生業としている。
本人の努力で強大な戦闘力を得ている。
自分に様々な肉体改造を施しており、魔力の使用に適した肉体に作り変えたりできる。
部下たちは彼の言動に十手先を見通しているような感銘を受けるが、当人は何も考えておらず、思わせぶりの適当な言動や単なる独り言が、状況とたまたま一致したりするだけなのでスレ違いが生じている。
七陰(しちかげ)
シャドウガーデンでも別格の実力を持つ七人の幹部。
シャドウ自らが悪魔憑きの治療を行い、力を与えた。
数年間シャドウ(ミノル)と共に過ごし、シャドウの魔力・武術指導を全員受けているため幼馴染兼弟子ともいえる存在。
アルファ
「七陰」の第一席。
シャドウガーデンの最初のメンバー。
金髪のエルフ。
実質的な統括役を務めている。
「七陰」でも最高の頭脳と戦闘力を併せ持つ完璧超人で、シャドウとは他の「七陰」よりも気軽に接している。
悪魔憑きによって身体が醜く崩れ、売られて輸送中のところを盗賊に襲われて廃村に持ち込まれる。
その廃村を盗賊狩りを行っている最中のシャドウが襲撃し、実験台としてシャドウに持ち帰られ、身体が元に戻り救われた。
この時恩を返すと頑になる彼女に対し、シャドウが陰の実力者ごっこにアルファを付き合わせるために、ディアボロス教団の話をでっち上げたのがこの物語の始まりになっている。
ベータ
「七陰」の第二席。
白銀髪のエルフ。
アルファとは悪魔憑きとなる前から知り合いであった。
「七陰」のメンバーの中では1、2を争うほどにシャドウに心酔している。
情報を集め易い上に上流階級にも顔が効き、その結果、偽装とはいえシャドウと恋人関係になったことからアレクシアを嫌っている。
戦闘力は高いが、戦闘そのものには興味はなく教わった通りの戦闘方法を忠実に守り、自分なりの研鑽などは行わず様々な事をそつなくこなす。
ガンマ
「七陰」の第三席。
エルフ。
卓越した頭脳を持つが、運動能力は低い。
シャドウによる商品の知識を得て「ミツゴシ商会」の会長を務める。
運動能力は何もない所でも転ぶほど非常に低い。
自身が他の「七陰」よりも弱いため後方支援を任されていることを理解してはいるが、本人はシャドウと並んで活躍したいと願っている。
デルタ
「七陰」の第四席。
犬の獣人の少女。
七陰の中でも戦闘能力が突出している。
天性の戦闘センスを持ち荒々しい戦い方をする。
圧倒的なパワーを持つが、頭が悪くて戦闘技術を覚えられない。
嗅覚や聴覚などの感覚器官は周りよりも圧倒的に優れている。
シャドウガーデンの目的やディアボロス教団との関係性などは全く理解していない。
イプシロン
「七陰」の第五席。
子供型のエルフ。
魔力制御の才能が群を抜いている。
プライドが高く、子供体型にコンプレックスを持っており、天然物の爆乳の持ち主であるベータを敵視している。
卓越した魔力制御を身に着けるまでは、「七陰」の中でも頭脳と戦闘力共に下から二番目、総合能力でも上に二人いると自身が回想している。
ゼータ
「七陰」の第六席。
世界各地で諜報活動を行なっている隠密担当の獣人。
アニメ版ではショートヘアの獣人として登場している。
イータ
「七陰」の第七席。
マイペースなエルフ。
技術面に優れており研究を担当している。
アニメ版では出番が用意されているのはゼータと同様。
クレア・カゲノー
シドの姉。
シドについては色々と怪しんだり無意識にその力を感じとったりしているが、本人も自覚していない。
そのためシドの演技に騙され、成長がみられない不出来な弟として日頃、剣の訓練でしごいている。
庇護対象であると同時に将来を不安に思っているので、シドにとっては有難迷惑な世話をやいていて煙たがれることも多い。
アレクシア・ミドガル
ミドガル王国の第二王女。
剣の腕は平凡であり「凡人の剣」と貶められている。
姉のアイリスを愛している反面、比較され続けて劣等感を抱いており、自分の剣が嫌いと語る。
世間では人柄がいい姫様と思われているが、それは演技であり実にひねくれた性格をしている。
実際は悪人ではなく友達想いなだけである。
ローズ・オリアナ
オリアナ王国の王女。
留学中のミドガル魔剣士学園では生徒会長を務める。
アレクシアとは違い、裏表のない好人物。
幼い頃、誘拐されたところシャドウに救われている。
この時、剣に美を感じたことで剣の道を歩むこととなった。
学園でも勘違いからシドを慕っている。
西野アカネ
影野ミノルの同級生。
女子高生で女優をしている。
子役時代に一度誘拐の被害に遭っている。
再び誘拐されるものの、顔を隠しスタイリッシュ暴漢スレイヤーを名乗ったミノルに助けられる。
学園のアイドル、性格に表裏ある、誘拐経験があるとアレクシアと多数の共通点がある。
自分の存在を認めていないミノルを嫌っていたが、知らない内に助けてもらった上存在を認めてもらったことで打ち解ける矢先に、そのミノルが事故死することになる。
「感想」
突き抜けて芸術化した中二病
「なろう系」でも人気上位の作品なのでシンプルにおもしろいです!
異世界に転生し、陰の実力者として暗躍する設定を楽しむ(つもりでいた)主人公の勘違いファンタジー作品。
シリアスとコミディ、そして中二病のバランスが絶妙に良いですね!
全体的にギャグテイストなのかと思いきや、世界観はかなり作り込まれて、キャラクター達のセリフ回しも自然と納得できるわかりやすさ。
主人公の「ミノル」が設定した事が実は世界の隠された真実を突いていて、設定に基づいて行動した事が結果としてベストな答えを導く事に繋がっていきます。
だけどミノルは真実は知らないままで、「陰の実力者ごっこ」を楽しんでいるだけと。
反対に周りのキャラクター達は中々に苦しい境遇の者も多く、辛い思いをしていたりしますが、ミノルはあくまで「ごっこ」
このスタンスの違いを徹底して描いているところが非常におもしろかったですね!
世界の真実にいちばん近いはずの主人公が実はいちばん遠いw
中二病が無双していく爽快ファンタジー!
おすすめです!
今回は「おすすめしたい人気作品」
「陰の実力者になりたくて!」
を紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました★
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