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トリリオンゲーム あらすじ・評価や感想

著者/リユ(同人誌ブロガー)

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今回の作品は

稲垣理一郎&池上遼一の最強タッグが描くマネーゲームストーリー!

「トリリオンゲーム」

(アル/ トリリオンゲーム/ 原作・稲垣理一郎 作画・池上遼一/  小学館)

 

原作: 稲垣理一郎

作画: 池上遼一

出版社 小学館

ジャンル 青年マンガ

掲載誌 ビッグコミックスペリオール

トリリオンゲーム あらすじ・評価や感想

「マンガ大賞ノミネート!トリリオンゲーム とは」

2021年1月号より「ビッグコミックスピリッツ」で連載スタート。

2021年「次に来るマンガ大賞」ノミネート

2022年「マンガ大賞」第6位受賞

原作の稲垣理一郎にとっては初の青年誌での連載になる。

 

起業家である「ハル」とエンジニアの「ガク」、二人の主人公が「スタートアップ(企業が急成長すること)」や「エンジニア」をテーマとして活躍していくマネーゲームストーリー。

 

「あらすじ」

世界長者番付のトップ10に名を連ねる「ハル」「ガク」(日本人では21世紀初)

タワーマンション最上階に住み、有力者のパーティの出席、ビジネスジェットでの移動などと。

彼らはどの様にしてとてつもない成功をおさめていったのか…。

物語は「ガク」の回想を追って進められていく。

 

気弱なガクは中学時代に街中でカツアゲに合っていたところを、偶然その場所を通りかかったハルによって助けられる。

ハルに助けてくれた理由を問うと「監視カメラがトラックの死角」だったと答え、さらにトラックが動いたせいで自分が監視カメラに映ってしまったと後悔する。

 

ガクはこいつもヤバいやつだと感じ逃げ去ろうとするが、ハルは「同級生がピンチだったら助けるのは当然だ」とも答える。

 

それを聞いたガクは買ったばかりのPCを使ってその監視カメラにハッキングし、見事その画像を消して見せた。

ハルはそんなガクの能力に惚れ込み、以来2人は友人となる。

 

やがて大学生となったガクであったが、就職活動において従来のコミュ障が災いし、第一志望であった大手企業の「ドラゴンバンク」に落ちてしまう。

仕方なくアルバイトで窓の清掃をやる事になったガク。しかも窓から見えるのはドラゴンバンクの内定式。

 

しかし合格して内定式に出席しているはずのハルが突然ガクの前に現れ、

「1兆ドル稼いで俺らは全てを手に入れる!」

と言い放ち、自分と一緒に起業するようガクを誘ってきた。

 

かくしてハルの壮大な野望に、ガクの人生は巻き込まれていくのだった。

「登場人物」

ハル/ 天王寺 陽(てんのうじ はる)

主人公の1人。

長い黒髪が特徴で見てくれはチャラい男。自称「世界一のわがまま」「クハハ」という笑い声が口癖。

 

「1兆ドルを稼ぐ」という野望を夢見て無鉄砲に行動する(様に見える)

並外れたコミュニケーション能力と知力、体力も持ち併せる。

 

喧嘩や交渉、戦術などでも簡単に勝利しているように思われるが、勝つ為なら手段を選ばない用意周到さと簡単には諦めない心を持っており、あらゆる勝因はそれらに裏付けされている。

ドラゴンバンクの内定を辞退して「ガク」と共に会社を起業する。

 

ガク/ 平 学(たいら まなぶ)

もう1人の主人公。トリリオン内では開発担当。

カツアゲされているところをハルに助けられて以来知り合いとなる。

IT関連に精通した技術者で、独学ではあるがハッキング能力も高い。

 

性格はハルとは真逆で弱気。おまけに引っ込み思案でコミュ障である。

パニックになると「あばば」という口癖が出てしまう。

そんな性格のせいか就職試験は全て面接で落とされてきた。

常識人ではあるのでハルの突拍子もない行動にはいつも振り回されている。

 

黒龍 キリカ/桐姫(きりひめ)

大企業ドラゴンバンクの社長令嬢。周りからは「桐姫」と呼ばれている。

モデルのような容姿を持ち、かつ中国語とフランス語を操る才色兼備。

 

仕事のできる人が好きで、反対に自社の社員でさえ使い物にならないやつは容赦なく切り捨てていく非常さをもつ。

人の資質を見抜く才があり、ハルとガクを自分の支配下に置くよう画策する。

 

黒龍 一真

ドラゴンバンクを束ねる社長。

物語初回で後ろ姿で登場するが未だ謎に包まれた人物。

 

祁答院 一輝(けとういん かずき)

祁答院ベンチャーキャピタルの社長。

カウボーイハットにサングラスがトレードマーク。

 

ハルとガクに関心があり最初の投資者となった。

口が悪いところもあるが面倒見は良い人、様々な場面でハルとガクを助ける。

しかし彼もハルの破天荒ぶりに振り回される一人。

 

「感想」

「稲垣理一郎」「池上遼一」というビッグネームがコンビを組んだ時点でかなり話題に上がっていました。

 

作品としては「お金」「会社」「投資」などといった少し大人向けの漫画となっていますが、「アイシールド21」「Dr.ストーン」で有名な稲垣理一郎先生が原作となっていることもあり、少年マンガ的なアツさも兼ね備えています!

「どうやったら勝負に勝てるか」

「どうすれば成功するか」

という事を論理的に細かく道筋を立てて描いているところなど「アイシールド21」「Dr.ストーン」を彷彿とさせるとこもあり読み応え抜群!

 

まだ巻数も少なくその点においても手に取りやすい作品となっていると思います!

お金や起業と言った大人向け(青年マンガ寄り)の切り口でここまで、アツく読まさせてくれるのは本当にすごい!

おすすめです!

 

今回はマンガ大賞受賞作品

「トリリオンゲーム」

を紹介しました。

最後までお読みいただきありがとうございました★

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