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乙嫁語り 漫画•あらすじと感想

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今回の作品は

馬の背に乗り弓を構え、悠久の大地に生きる人々のシルクロードを描く!

「乙嫁語り

作者: 森薫

出版社 KADOKAWA

ジャンル 青年マンガ

掲載誌 青騎士コミックス

 

乙嫁語り 漫画•あらすじと感想

(アル/乙嫁語り / 作者・森薫/  KADOKAWA)

「乙嫁語り とは」

2008年10月から「Fellows」にて連載が始まり「ハルタ」「青騎士」と移籍され連載されている。

 

2010年「全国書店員が選んだおすすめコミック」第2位

2011年「全国書店員が選んだおすすめコミック」第15位

2012年「全国書店員が選んだおすすめコミック」第11位

 

2012年「フランス•アングレーム国際漫画祭」世代問賞受賞。

 

2011年「マンガ大賞」第2位

2013年「マンガ大賞」第2位

2014年「マンガ大賞」大賞(第1位)受賞

 

アメリカ全米図書館協会•10代向けグラフィックノベルベスト10選出。

 

19世紀後半の中央アジア、カスピ海周辺の地域を舞台にしている。

「乙嫁」をキーワードにして厳しい自然の中に生きる人々の生活と文化を描いたヒューマンドラマ。

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「あらすじ」

「第一の乙嫁」

時代は19世紀後半、中央アジアのカスピ海周辺のとある町で一組の年の差夫婦が暮らしていた。

 

若干12歳の夫「カルルク•エイホン」と20歳の妻「アミル•ハルガル」

 

この土地のこの時代からすれば、20歳で結婚というのは、かなりの晩婚でアミルは「生き遅れた嫁」であった。

 

8歳という年の差もあってか、アミルもカルルクもお互い夫婦としての実感を持てずにいたが、エイホン家で穏やかな日々を送る内に、少しずつ夫婦らしくなっていった。

 

ある日、アミルの兄「アゼル」が妹を連れ戻しにやってくる。

 

「ハルガル族」から、一帯の有力者であるヌマジの氏族に嫁がせた娘が死んでしまった為、姻戚関係を継続させようという目論みで、まだ子供を身籠もっていないアミルに目をつけたのだった。

 

しかし、アミルを家族の一員だと思っているエイホン家は猛反対する。

 

アミルとカルルク達は外出していた事もあり、その場はなんとか収まった。

 

だがその後、再びハルガル一族はアミルを取り返す為に町にやってくる。

実力行使に出ようとしたハルガル一族に、住民達は怒り一致団結しハルガル一族を追い返した。

 

その結果、アミルは実家とは縁を切ってしまうが、騒動の中で必死に自分を守ってくれたカルルクを見て、アミルはエイホン家に嫁いだ事を自覚し、2人の仲も一層深まっていく。

 

「登場人物」

 

アミル・ハルガル

本作の主人公。20歳。女性。

遊牧民のハルガル一族からエイホン家へと嫁ぎ、8歳年下の少年「カルルク•エイホン」の妻となる。

 

性格は明るくてマイペース。

 

20歳という年齢での結婚はこの時代の人々からすればかなり晩婚で、本人曰く「生き遅れの嫁」であるという。

 

遊牧民であることから弓馬の扱いに長けており、馬を走らせながら動くウサギを仕留めるほどの実力。

 

当初は年齢差もあってか、カルルクに対しては年上のお姉さんのように振る舞うことが多かったが、ハルガル族とエイホン家の抗争をきっかけに男性としてカルルクに惹かれるようになる。

 

 

カルルク・エイホン

エイホン家の末っ子。12歳。

8歳年上のアミルを嫁にもらう。

遊牧民の社会では末子が跡を継ぐのが慣わしであり、エイホン家の次期家長である。

 

幼さが残る顔立ちとは反対に、柔和で落ち着いた性格をしている。

 

敵の襲撃に怯えるアミルに落ち着いて言葉をかける優しさ、敵に恐れず立ち向かっていく勇敢さも持っている。

 

しかし男として、夫としてまだまだ未熟な自分を憂いており、アミルにはもっと男として頼ってほしいと思っている。

 

 

アゼル

アミルの兄。

生真面目な性格で冗談も中々通じない。

 

父の命に従いアルミを連れ戻す為、エイホン家へとやってくるが、自身はアミルの結婚を力ずくで取り消すような事は望んでいない。

 

 

ベルクワト

ハミガル族の族長。アミルの父。

 

アミルの姉妹を有力地主であるヌマジに嫁がせ、結婚には遅い年齢となったアミルを山向こうのエイホン家へと嫁がせる。

 

しかしヌマジに嫁がせた娘が亡くなってしまい、ヌマジとの縁が切れそうになった為、アミルの結婚を一方的に潰して連れ戻そうとする。

 

 

セイレケ

カルルク•エイホンの姉。

4人の子供がいる。

 

毅然とした態度で子供達を叱りつけるが、反対に子供達を甘やかしてしまう事も多い。

 

思わぬ事態には必要以上に狼狽してしまうこともある。

 

 

アクンベク

カルルク•エイホンの父。

顎髭を蓄えた威厳のある顔つきの男性。

 

家長らしくどっしりとした落ち着いた物腰で話す。カルルクにも夫としてのあり方や振る舞い方などをアドバイスする。

 

 

サニラ

カルルク•エイホンの母。

優しく丁寧な言葉使いで話す女性で穏やかに振る舞う。

 

一歩引いた視点でカルルクとアミルの仲を見守っている。

 

 

バルキルシュ

カルルク•エイホンの祖母。

エイホン家の中でも最も威厳がある女傑。

 

元はハルガル族の出身で弓の扱いに長けており、ハルガル族との抗争の時には自ら弓を持ち戦った。

 

また山羊に乗せれば右に出る者はいないとされている。

18歳以上限定のコミック・劇画

「感想」

まさにシルクロード愛!

 

この作品は今まで読んだ事がない時代設定でした。

 

遊牧民の暮らしを夫婦にフォーカスしながら描かれた作品で、各回ごとに様々な夫婦達が登場します。

そしてどのキャラクターもとても魅力的で愛おしい★

 

細かく調べられた時代背景、キャラクターの心情、丁寧に描き込まれた民族衣装など、一気にその世界観に引き込まれます!

 

コマの使い方が上手く、あえてセリフが無かったりすることで中央アジア独特のゆっくりとした時間を感じる事ができ、その日常の中で起こっている事が非常に魅力的に描かれています。

 

また様々なキャラクターの目線から一つの歴史を追っていくスタイルがおもしろい!

そして時折りタイトル通りの「語り」を感じ取る事が出来たりと。

 

マンガ大賞を始め、いくつものタイトルを受賞するのも納得のおもしろさです★

 

(あの装飾のジャラジャラしたやつ、行事の時だけじゃなくていつも身につけてるんだ…)

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今回は「マンガ大賞!大賞(第1位)」作品

「乙嫁語り」

を紹介しました。

最後までお読みいただきありがとうございました★

 

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