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今回の作品は
アイスランドを舞台に繰り広げられる、胸をすくような探偵活劇!
「北北西に曇と往け」
(アル/ 北北西に曇と往け/ 作者・入江 亜希/ KADOKAWA)
作者: 入江 亜希
出版社 KADOKAWA
ジャンル 青年マンガ
掲載誌 HARTA COMIX
北北西に曇と往け あらすじや評価
「マンガ大賞ノミネート 北北西に曇と往け とは」
2016年「ハルタ」にて連載スタート
2021年から新しく創刊された「青騎士」に移籍
2019年「TSUTAYAコミック大賞」8位入賞
2019年「マンガ大賞」ノミネート
アイスランドを舞台として、日本人の青年の探偵業を描いたジュブナイルミステリー。
「あらすじ」
両親を亡くしてからアイスランドへ1人旅立ち、
そこで探偵家業をしている主人公「御山 慧(みやま けい)」17歳。
そこでフランス人の祖父である「ジャック」と共に暮らしている。
彼は「機械から情報を聞き取る事ができる」という特殊な能力を持っていた。
祖父のツテで舞い込む依頼は、家出少年の捜索、一目惚れの相手探し、犬探しなど様々。
慧は自身の能力を使い依頼を解決し、生活費を稼いでいた。
ある日、弟の「御山 三知嵩(みやま みちたか)」に連絡をとろうとするのだが一緒に暮らしているはずの叔父夫婦ともに音信不通になっていた。
胸騒ぎがして祖父のジャックと共に日本人に帰るのだが、そこで明らかになったのは叔母は事故に遭い、叔父は病気に罹患し、相次いで死亡していたという事実だった。
そして弟の三知嵩は2ヶ月前に兄を探してアイスランドへ発っていた。
アイスランドへ帰った慧はリリヤという女性と出会う。
アイスランドへ戻ってから慧は日本の刑事の男に追われ捕まってしまう。
刑事は三知嵩を叔父夫婦殺人犯の容疑者と指名し、慧に居場所を明かすよう強要する、慧は暴力を受け続けたがそれでも弟の殺人容疑を否定した。
その後気絶してしまった慧を三知嵩が救い出し2人は再会する。
だが慧と三知嵩の会話を聞いていたリリヤは、三知嵩の声を「汚れた声」と感じ取り、彼は嘘をついていると確信し慧に注意を促した…。
リリヤの言う通り三知崇は嘘をついているのか…?
リリヤの言葉の真意とは…?
「登場人物」
御山 慧(みやま けい)
本作の主人公。日本出身の17歳。
見た目は長身で左利き。黒い髪に青い瞳をしている。
疑い深く冷淡なようにも見えるが、根は優しい人間。弟の三知嵩を大事に思っている。
両親はすでに死亡しており、高校を中退してアイスランドにいる祖父のジャックの家に居候して、探偵業をやっている。
機械と会話できる(思念を読み取る)ような能力を持つ。
御山 三知嵩(みやま みちたか)
慧の弟。年齢は15歳。日本人だが髪は金色で見た目は外国人に見える。
両親が亡くなってからは母方の叔父夫婦に引き取られて暮らしていたが叔父夫婦が相次いで死去し、慧を訪ねてアイスランドまでやってくる。
しかし日本の警察からは叔父夫婦殺害犯としてその身を追われている…。
リリヤ
本作のヒロインで17歳の少女。
慧と出会う前は彼の車(ジムニー)に乗っている毛布や物資などを盗んでいた。
音楽に嗜(たしな)みがあり、日本語の響きに感心があるが、三知嵩の声に不信感を抱き警戒を強める。
ジャック
御山 慧の祖父でフランス人。
慧とはケンカが絶えないが本当はとても仲良しである。
大学では北極圏などの生態学を講義しており自然に詳しい。
鳥達とコミュニケーションをはかる能力を持っている。
「感想」
こちらの作品はアメトークで麒麟の川島さんがおすすめされていました。
舞台がアイスランドでその国の壮大な自然が本当に美しく描かれており、漫画を読むとアイスランドに行ってみたくなります!
ジャンルは探偵物で、主人公は年齢的には高校生になるので言ってみれば高校生探偵(どこかで聞いた事が)になるのかもしれません。
この作品は「探偵×特殊能力」という2つの要素を掛け合わせて描かれています。
しかし内容はどちらかというと推理、ミステリーというより「サスペンス」寄りで、そこが他の探偵物と差別化されている印象があります。
一言で言うと「怖おもしろい」
絵も物語も丁寧に描かれていて、そしてその圧倒的な世界観に引き込まれていきます!
作者のアイスランドへのこだわりや情熱がすごく伝わってくるところも非常良かったです!
そして弟は何かを隠している…
今回はマンガ大賞受賞作品
「北北西に曇と往け」
を紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました★