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今回の作品は
冷血女子×超問題児 そんな二人が描く新感覚ラブストーリー!
「となりの怪物くん」
(アル/ となりの怪物くん/ 作者・ろびこ/ 講談社)
作者: ろびこ
出版社 講談社
ジャンル 少女マンガ
掲載誌 デザート
となりの怪物くん マンガ・あらすじ
「となりの怪物くん とは」
2008年10月号から2013年8月号の間「デザート」(講談社)で連載される。
2013年10月号~2014年1月号まで番外編が掲載された。
2010年「講談社漫画賞」少女部門ノミネート
2010年「このマンガがスゴイ!」女編 第5位
2022年4月時点でコミック累計発行部数は710万部を突破
2012年10月~2012年12月の期間、テレビ東京ほかにてテレビアニメが放送される。
2018年4月「菅田将暉」「土屋太鳳」主演で映画が公開。
勉強一筋の女子生徒「雫」が不登校になった男子生徒「春」の家にプリントを届けに行ったことをきっかけに始まる交流、恋愛を描いたスクールラブコメ作品。
「あらすじ」
幼少期から学年トップの成績を取ることしか興味がなかった女子生徒「水谷 雫」
小学生の頃、クラスで飼っていたウサギが死んでしまいみんなが悲しむ中、(元々動物が苦手だったこともあり)宿題を優先するような発言をし、周りから「ドライアイス」とあだ名をつけられる。
生き物に対しての慈しみも少なく、勉強の虫であった。
高校へ入学してから間もなく、隣の席だからという理由で担任から不登校になっている生徒にプリントを届けてほしいと頼まれる。
その生徒とは入学式当日に流血事件を起こし、停学処分になっていた問題生徒「吉田 春」だった。
プリントを届けた事をきっかけに春と面識を持つのだが、本当の友達がいない春の思い込みや勘違いなども手伝って、雫はとても気に入られてしまう。
迷惑だと思いながらも春の世話を焼く雫、やがて春は登校を開始し、2人の間に友情が生まれ、やがて恋愛へと変わっていく。
実は頭脳明晰な春だが、暴力的で奇行が目立ってしまい、友達を求めながらもずっと孤立してきたのだった。
そして成績が全てであり、優秀な自分を維持する為に、他人との関わりを捨ててきた雫。
この不器用な2人が出会ったことにより、周りを取り巻く人間関係も大きく変化していくことになる。
「登場人物」
水谷 雫(みずたに しずく)
本作の主人公。
松楊高校1年B組。
髪型は二つ結びにしているのが特徴で、性格は冷静かつ淡白な少女。
将来の夢は母と同じ弁護士で、年収一千万を目指している。
今の今まで勉強しかしてこず、友達は不要だと思っている。
学校の成績は学年2位(1位は春)
周りには冷たい印象を与えているが、実はとても家族想いで特に弟を溺愛している。
普段の服装は地味でオシャレにも興味はないが、本人なりにかわいい物を着ているつもりである。
仕事で家を留守にしがちな母親に代わって家事全般をこなしている。
運動神経は皆無。
不登校だった問題生徒「吉田 春」にプリントを届けた事をきっかけに彼に懐かれてしまい、嫌々ながらも交流を深めていく。
吉田 春(よしだ はる)
雫の隣の席の学校の問題児。
松楊高校1年B組。
イケメンで頭も良くケンカも強い。
しかしかなりの非常識人で、人間関係が極度に苦手である。
本心では友達が欲しいらしく、彼なりに他人と関わろうとするがことごとく失敗している。
こう見えてかなりの秀才で成績は雫を抜いて学年トップ。
それゆえ周りから期待の目で見られるが、本人はそれを疎ましく思っていた。
入学先で喧嘩沙汰を起こし停学を喰らう。
プリントを届けに来てくれた雫に「温もり」を感じ、以降雫に懐き、次第に恋愛感情を抱くようになる。
夏目 あさ子(なつめ あさこ)
雫のクラスメイトで友人。
松楊高校1年B組。
くだけた敬語口調で話す。
作中キャラ屈指の美少女で、1ヶ月で3人に告白されるほど男子人気が高い。
しかしあるトラウマを抱えている為、男子は基本的に毛嫌いしている。
性格は素直で明るくアップダウンの激しい性格だが、男子には冷たい為彼女の事を知らない人からはクールな印象を持たれている。
成績は非常に悪く、赤点、補習の常連である。
佐々原 宗平(ささはら そうへい)
雫のクラスメイトで野球部所属。
松楊高校1年B組。
変人が多い作品の中で、貴重な常識人。
明るく爽やかな性格で、誰とでも仲良くなれる。
親しみやすい人柄の為、友達も多く顔も広い。
しかしそこを春とあさ子には妬まれている。
人間関係に鋭く、場の空気も読めて自分の意見も伝える事ができる。
成績はあまり良くなく、ギリギリ赤点を免れている。
山口 賢二(やまぐち けんじ)
海明学院の生徒で春のライバル。(雫関係で)
山口総合病院の息子で家は金持ちであり、見た目も良く成績優秀なエリート。
相当の自信家でかなりプライドが高い。
しかし極度の方向音痴で1人で出歩くとすぐ迷子になる。
春とは幼等部から初等部まで同じ学校で、その頃は春をいじめていた。
雫とは同じ予備校で冬季講習は同じ講習に参加する。
最初は雫の事を地味なガリ勉女子としか思っていなかったが、文化祭や講習で彼女と接する内に次第に好意を抱くようになる。
大島 千づる(おおしま ちづる)
雫の隣のクラスで委員長を務める。
松楊高校1年A組。
性格は真面目で控えめなタイプ。
背が高く顔も可愛い為、男子には人気がある。
本人は背が高い事を気にしており、あまりかわいい服は着たがらない。
入学直前に風邪をこじらせて休んでいたので、登校を開始してからはすでにクラスで人間関係が構築されていたので、当初友達がいなかった。
宮間 有(みやま ゆう)
音羽女学院(お嬢様学校)の女子生徒。
体格は小柄な女の子。
千づるの中学時代の同級生で現在も仲良し。
時々核心を突くようや発言をして周りをヒヤヒヤさせる。
また相手を観察する癖があり、度々その相手を驚かせる。
遠距離恋愛中で沖縄に彼氏が住んでいる。
「感想」
王道の青春ラブコメ!
学園ものの恋愛漫画で、その手の作品は世に多く出ています。
しかし他の作品と違うなと感じたのは主人公2人の精神的な成長が大きく描かれたてるところですね。
雫と春
2人ともキャラクターとして中々強烈なので現実性は薄いかもしれませんが、互いが互いの足りないところを埋め合って関係性を深めていくような印象で、だんだんと相手をしっかり見て思い遣りを持って接するようになっていきます。
強烈な個性が上手くはまり込んで、人としての成長もキレイに描けているのではと感じました。
また脇を固めるキャラクターも魅力的!
細かい心理描写もあってその人物に感情移入できます!
人気投票でも主役2人を喰ってしまうほど。
絵も綺麗で読みやすく、ストーリーテンポも良いのでサクサク読めます。
ついついこんなハイスペックイケメンいるかって思ってしまいがちですが、少女マンガの世界には実在するのです(笑)
女子も男子も完璧イケメンに癒されましょう★
今回は「このマンガがスゴイ!」受賞作品
「となりの怪物くん」
を紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました★