「おもしろい漫画が読みたい!」
「おもしろい漫画ってどこにあるの?」
なんて思った人にお伝えします。
その答えはタイトルを受賞した作品をチェックすれば間違いありません!
「このマンガがすごい」タイトルを受賞した作品を紹介するシリーズ
この記事を読めば必ずおもしろい漫画に辿り着けます★
今回紹介する作品は
「カイジ」スピンオフ第二弾はまさかの飯テロ漫画…!
「1日外出録ハンチョウ」
(アル/福本伸行 / 協力 萩原天晴 / 原作 上原求 / 漫画 新井和也 / )
原作: 萩原 天晴
漫画:上原 求 新井 和也
協力:福本 伸行
出版社 講談社
ジャンル 青年マンガ
掲載誌 ヤングマガジン
1日外出録ハンチョウ 漫画を解説!あらすじや感想
目次
「 1日外出録ハンチョウ とは」
2016年「ヤングマガジンサード」に読切が掲載
2017年「週刊ヤングマガジン」4•5号合併号より連載中。
2018年「このマンガがすごい!」第8位
「カイジのスピンオフ飯テロ作品」と呼ばれている。
福本伸行の代表作「賭博破戒録カイジ」に登場する「大槻 太郎」を主役にしたスピンオフ作品である。
同じシリーズでは「中間管理職トネガワ」に続いての第二弾。
普段は地下の労働施設で働く「大槻」が1日外出券を使用し、地上で旅行やグルメに興じる姿が描かれている。
本編の「カイジ」とは別の世界線にあたり本編での主人公のカイジとその仲間達はいっさい出てこない。
「あらすじ」
地下にある劣悪な労働施設に収容されている「帝愛グループ」の債務者達は日々強制労働を強いられている。
その施設でE班の班長を務める(今回の主人公)「大槻」は1日外出券を使用して地上に戻り、様々な場所で飲み食いを楽しむというお話しが本筋ではあるが、地上に外出することなく労働施設がメインとなる話や、食に全く関係ない話も出てくる。
また連載途中で、製菓会社である「ブルボン」を勝手にPRしたり、焼肉会社とタイアップ企画を募集する話、世の中の婚活者たちを応援する話、1日が何回もループする話など、支離滅裂な事になっていたりもする。
「登場人物」
大槻 太郎(おおつき たろう)
本作品の主人公。46歳。
帝愛グループの地下労働施設でE班の班長を務める。
班長の特権で、地下チンチロリン(賭博)でペリカ(地下労働施設の通貨の様な物)を荒稼ぎする狡猾な男。
ただ本編と違い、ペリカをたくさん溜め込んだいるわけではなく勤労奨励オプションである「1日外出券」を使い頻繁に高い地下に出ている。
地下の労働者でありながら、そこでの有意義な生活を知り尽くしている熟練者である。
今作ではかなりのグルメ通として描かれていて、都内近郊にある名店をいくつもおさえている。
沼川 拓也(ぬまかわ たくや)
大槻の側近の1人。36歳。
本編では大槻の参謀役で敵役として登場する。
今作では大槻の行動に振り回される苦労人キャラクターで描かれている。
最初は1日外出には慣れていなかったので、楽しみ方に苦難する。
そこで器用に楽しむ大槻を慕って、1日外出の予定を合わせて一緒に地上に出ていくようになる。
石和 薫(いさわ かおる)
大槻の側近の1人。34歳。
本編では大槻の暴力担当として敵役で登場する。
今作では能天気で大雑把な性格や、自分勝手な言動で大槻達を混乱させるキャラクターとして描かれている。
3人の中では1番の大食漢。
宮本 一(みやもと はじめ)
地下労働施設の監視役を務める黒服の一人。30歳。
帝愛入社歴6年。
最初は地下で行われている賭博「地下チンチロリン」で不自然に勝ち続ける大槻をずっと怪しいとにらんでいた。
だが大槻と一緒に行った地方自治体のアンテナショップ巡りで欲求が解放され、最終的には大槻と酒を飲み交わす仲にまでなる。
以降何度も登場する事になり、監視員であるにも関わらず大槻達の地上グルメ巡りに参加していくようになる。
「感想」
カイジスピンオフ作品第二弾という事でまさかの「班長の大槻」が主人公になるなんて思いもしませんでした(笑)
(スピンオフ第一弾の「トネガワ」はまだわかりますが)
本編の方は人の生き死にを賭けた賭博が繰り広げられていますが、今作品のテーマは「おいしい物食べ歩き」!
高低差がすごいですが内容はおもしろい★
地下施設から1日だけしか外出が出来ず、その限られた時間でいかに己の欲求を充実させられるか!?
大槻から有意義な「時間の使い方」を勉強させられますw
グルメとは関係ない話もあって
「何コレ!?」
みたいの展開もありますがそれはご愛嬌。
原作カイジを知らない人でも十分に楽しめる作品です!
今回は「このマンガがすごい!」受賞作品
「1日外出録ハンチョウ」
を紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました★