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今回の作品は
「30歳までに編集長になる!」夢を叶えるため日夜働き続ける!
「働きマン」
作者: 安野モヨコ
出版社 講談社
ジャンル 青年マンガ
掲載誌 モーニング
働きマン 漫画(原作)を解説!あらすじや登場人物
(アル/働きマン / 作者・安野モヨコ/ 講談社 )
「働きマン とは」
2004年「モーニング」(講談社)にて連載がスタート。
テレビアニメ
2006年10月〜12月の間、フジテレビ系列で放送される。
テレビドラマ
2007年10月〜12月の間、「菅野美穂」主演で日本テレビ系列にて放送される。
出版社で働く主人公の女性をメインとしたヒューマンドラマ。
「あらすじ」
出版社「週刊JIDAI」に勤める女性編集者「松方弘子」
28歳。独身。
彼女は編集長、上司、同僚たちと一緒に右往左往しながらも良い雑誌をつくる為に日々奮闘していた。
寝食を忘れて恋人との時間も取れないまま、ジレンマに悩み、周りとぶつかり合いながら、それでも良い仕事する為、弘子は職場や取材先、果ては自宅でまで「働きマン」になる。
「概要」
基本軸として主人公に松方弘子を置いているが、ストーリーは弘子以外のキャラにも焦点を当て、その人物の仕事観をリアルに描くことも多い。
一生懸命働く人に男も女も関係ない。
弘子やその周りに関わる人々を通して「仕事とは」「働くとは」をテーマに描いている。
またイギリスの「タイムズ」において、本作品は「日本の男女不平等を覆せるか」というテーマで扱われた事がある。
「登場人物」
松方弘子(まつかた ひろこ)
本作の主人公。28歳。独身。
女性編集者。
仕事には真面目で勝ち気な性格をしている。
プライベートが犠牲になっても、仕事や恋人関係の事で悩んでも、いざ仕事モードに入ると猛烈に働く自他共に認める「働きマン」である。
身だしなみには気を使いファッションにも抜かりない性格だが、働きマンモードになるとファッションはおろか恋愛や寝食も疎かになる。
夢は30歳までに編集長になること。
成田君男(なりた きみお)
デスクで弘子の上司。39歳。独身。
性格はおおらかで冷静。
何事も要領が良く、めんどうな事は避けて通るが最後のおいしいとこは持っていく。
趣味はアウトドア。人呼んで「生き方上手」
梅宮龍彦(うめみや たつひこ)
編集長。45歳。
愛情表現が不器用な為、家庭を崩壊させ現在は妻子とは別居中。
「JIDAI」の元敏腕記者である。
飄々としているがいざという時は肝が据わっており、部下たちに厳しく接し自ら嫌われ役を買っている。
渚マユ(なぎさ マユ)
新人編集者。23歳。
弘子の後輩。
編集者としてはまだまだ駆け出しで、少し抜けているところもあり、提案した企画はほとんど不採用になったり、担当の企画を外されたりと。
中々厳しい現実を突きつけられているが、持ち前の仕事熱心なスタイルで、必死にその現実と向き合っている。
田中邦男(たなか くにお)
新人編集者。22歳。
個人主義でマイペースな性格。
実力や経験も少ないのに根拠の無い自信を持っている。
仕事ぶりは中途半端で自覚の無い発言も多く、ダメ出しを受けてもあまり反省しない。
その勤務態度は弘子のカンに障ることだらけである。しかし内面には強いチャレンジ精神を持っている。
梶舞子(かじ まいこ)
弘子の先輩にあたる編集者。31歳。
常に冷静でエレガントな雰囲気を醸し出す。
仕事らしい仕事はしない位置に上手く収まっており、私生活は一切謎に包まれている。
野川由実(のがわ ゆみ)
スポーツを担当する編者者。26歳。
プロ野球選手のコラムを連載している。
かわいい容姿におっとりした雰囲気を持ち、男受けは良いが、その事で女性陣から陰口を叩かれる事もある。
自分の意見を主張することは少ないが、見かけよりもしたたかで芯も強い。
堂島保(どうじま たもつ)
弘子の先輩の編集者。40歳。
山登りが趣味。
皮肉屋で根に持つタイプだが、編集者としてのプライドは高い。
女は寝たら仕事が取れると吐き捨てて弘子を怒らせた時のトラブルから弘子を毛嫌いしている。
菅原文哉(すがわら ふみや)
張り込み屋。後に漫画週刊編集部へ異動。32歳。
無愛想で無口、女性と一緒に仕事をする事を嫌う。
特に、昔張り込み屋の仕事が嫌で1ヶ月で異動願いを出した弘子の事は今でも気に食わないが、彼女の仕事ぶりには一目置いている。
小林明久(こばやし あきひさ)
弘子と同期で飲み友達でもある。28歳。
担当は風俗とグルメ。
見た目は肥満体型でオタクっぽい雰囲気を持つ。
編集部きっての情報通。
秘密主義の編集部において思ったことははっきり口に出すタイプで裏表がない。
山城新二(やましろ しんじ)
大手のゼネコンに勤務している弘子の恋人。28歳。
温厚な性格をしており人当たりも良い。
仕事は現場監督を経て営業に移る。
自分の仕事に対する姿勢を省みて、今の仕事とやりたい仕事のギャップや、弘子のように熱意を持って臨めない事に悩んでいる。
互いに忙しくデートが流れる事も多くなり、2人の時間が取れないでいる。
荒木雅美(あらき まさみ)
内科医。28歳。弘子の親友。
仕事が忙しく友人関係も蔑ろにしがちな弘子が唯一連絡を取り合う友達。
複数の男性と交際し、医者の見地から仕事一本槍な弘子に生活の改善を再三忠告している。
「感想」
働き方や考え方は人それぞれ
何年も前になりますが「菅野美穂」さん主演でテレビドラマ化されていましたので、そちらで存じてる方も多いと思います。
週刊紙を創る女性記者たちの物語ですね。
出版業界の知識はなくてもいち社会人として働かれている方であれば共感する事も多く、どんどん読み進めていけると思います。
そういう意味では大人向けの作品かもしれません。
主人公の「松方弘子」は誇りを持ってバリバリ仕事をしていくタイプで、目標があり仕事のためならばプライベートも犠牲にする働き方。
これには賛否両論あると思いますし今の時代には少しそぐわないのかも?
また回ごとにフォーカスするキャラクターが違うので飽きることなく読んでいけますし、そのキャラごとの仕事観にも触れられるところがこの漫画のおもしろいところだなと思いました★
働き方改革が進めらている昨今ですが、仕事に対する価値観が多様化していっている時代に、この漫画を通して相対的に自分の今の仕事の状況や環境を見直したりするのもいいかもしれませんね。
作品としては勢いもあって話の緩急もあり、読後感も良い具合に読めます!
弘子の働き方は読者にどう映るのでしょうか!?
今回は「このマンガがスゴイ!」受賞作品
「働きマン」
を紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました★