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ジャイアントキリング あらすじ・評価と感想

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本当に良い監督はゲームを面白くしてくれる!フットボール漫画の新スタンダード!

「GIANT KILLING

(アル/GIANT KILLING / 原作・綱本将也 漫画・ツジトモ/  講談社)

 

原作:  綱本将也

漫画:ツジトモ

出版社 講談社

ジャンル 青年マンガ

掲載誌 モーニング

ジャイアントキリング あらすじ・評価と感想

「GIANT KILLINGとは」

2007年6号から「モーニング」(講談社)にて連載がスタート。

 

第2回とらのあなコミック&ノベル大賞受賞

2008年「このマンガがすごい!」男編 第6位

2009年「このマンガがすごい!」男編 第3位

2010年第34回「講談社漫画賞」一般部門受賞

 

2017年4月時点でコミックス累計発行部数は1500万部を突破。

 

弱小プロサッカーチーム「ETU」が元プロサッカー選手である「達海猛」を監督に迎えて、チームが強くなっていく様を描いた作品。

 

タイトルの「ジャイアントキリング」とは、番狂わせ、大物食いを意味する言葉であり、スポーツ競技において実力差がある格上の相手に対し、格下が勝利を挙げた場合に使用する。

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「あらすじ」

リーグジャパンフットボール1部所属のプロサッカーチーム「ETU」はかつては日本代表のスター選手「達海猛」を擁する人気チームだった。

 

だが達海がプレミアムリーグに移籍してから人気も実力も一気に低迷し2部へ陥落してしまう。

 

また達海自身もプレミアデビュー戦で再起不能の重傷を負い、そのまま消息を絶ってしまう。

 

それから10年の月日が経つ。

ETUはなんとか1部へは返り咲いたものの、毎年残留争いを続ける弱小チームになっていた。

 

そこで起死回生の策としてETUは達海を監督として迎える事を決定する。

 

行方を探してイギリスの地方都市を訪れると、達海は地元のアマチュアクラブの指導者となり、チームをFAカップでベスト32に導く快挙をなしとげていた。

 

クラブの会長は達海が、現役時代からの行動原理だった「GIANT KILLING」を日本で実現したがっている事に気づき、達海を日本に送る決意をする。

 

そして達海は地元のファンに惜しまれてイギリスを離れ、10年ぶりに日本に帰国する。

 

日本に帰国した達海だったが自分も含め、チームを取り巻く状況は決して良いものではなかった。

 

ETUを捨てて移籍した人間である達海の監督就任に不満を持つETUのサポーターや、達海の方針に反発するキャプテンや中堅選手達…

 

しかし達海監督を中心にチームは徐々に変化を見せていく。達海が見出した若手「椿大介」の活躍や、チームの意識改革、対戦チームの弱点を突く的確な戦術指示もあり、弱小だったETUは少しずつ白星を重ね成長していく。

「登場人物」

 

達海 猛 (たつみ たけし)

本作の主人公。元ETUの選手であり現監督。35歳。

 

現役時代はETUの攻撃の中心として活躍していたスター選手で次代の日本代表を担う選手と評されていた。

 

しかし自分にスポットライトが当たり過ぎて、チームのバランスが崩れ出した事に危機感を覚えプレミアムリーグに移籍する。

 

だがデビュー戦で足の故障が発生し、志半ばで選手生命を絶たれてしまう。

 

その後イングランドのアマチュアクラブの監督に就任し、プロチーム相手に勝利を重ねていたが、渡英した「後藤恒生」の説得を受けて日本に帰国しETUの監督に就任。

 

監督として優れた戦術眼と観察力を兼ね備えており、若手選手の発掘やチームの意識改革、意表をを突いた作戦の立案などを駆使し、弱小チームETUを強豪へと育て上げていく。

 

椿 大介 (つばき だいすけ)

ETU所属のプロサッカー選手。20歳。

ポジションは主にFW

 

とても真面目な性格だが極端に臆病なところもあるのでプレーにムラがある。

 

だが達海に見出されレギュラーに抜擢されるやいなや、非凡なスピードと運動量を発揮しETUの中心選手となっていく。

 

1人で試合の流れを変えるプレーを魅せる事もあり、背番号が同じである現役時代の達海と重ねて見られることも多い。

 

 

 

村越 茂幸 (むらこし しげゆき)

ETU所属のプロサッカー選手。32歳。

ポジションは守備的MF

ETUのキャプテンを務める。

 

達海に憧れてETUに入部するが1年後に達海が海外に移籍してしまったので、一緒にプレーすることはほとんどなかった。

 

その後のETUの低迷期を支えた事で「ミスターETU」と呼ばれサポーターからの信頼は厚い。

 

そんな自負もあってかチームを離れた達海に対しては当初反発を見せる。

 

 


ルイジ吉田 (るいじよしだ)

ETU所属のプロサッカー選手。26歳。

ポジションは攻撃的MF

日本人とイタリア人のハーフ。

 

フリーキックの精度やパスセンスに才能を見せる天才肌の選手でチームの攻撃の要である。

 

一方で、守備意識の低さや集中力にムラがあるといった短所も見られる。

性格はかなりのナルシストでチームメイトからは「王子」と呼ぶように要求している。

 

 

 

黒田 一樹 (くろだ かずき)

ETU所属のプロサッカー選手。28歳。

ポジションはDF

 

性格は短気だが熱い性格をしている。

その為、チームメイトと口論になることもしばしばある。

 

DFとしては体格は小さいがガッツ溢れるプレーで、杉江と共にETUで守備の中心的存在となっている。

 

杉江 勇作 (すぎえ ゆうさく)

ETU所属のプロサッカー選手。28歳。

ポジションはDF

 

黒田と共にETUの守備の要として活躍する。

同い年でポジションも同じ黒田とは仲が良いが、性格やプレーは対照的に冷静である。

 

セットプレー時は高い身長を生かして攻撃にも参加する。

 

赤崎 遼 (あかさき りょう)

ETU所属のプロサッカー選手。21歳。

ポジションは右サイドMF

 

ETUのユース出身で五輪代表選手にも選ばれた事がある期待の若手選手。

 

上昇志向が強くあり、先輩や年上相手でも臆せず自分の意見をしっかり言う。

その為、黒田と衝突する事も多々ある。

 

 

夏木 陽太郎 (なつき ようたろう)

ETU所属のプロサッカー選手。26歳。

ポジションはFW

 

ケガで試合に出れなかった時期が長くあったにも関わらず、昨シーズンでのチーム内得点王になっているエースストライカー。

 

簡単なシュートをよく外すかわりに、ここ一番で難しいシュートを決める勝負強さを持っている。

 

サッカーにかける情熱も人一倍で常にテンション高く振る舞っているが、時にそれが空回ることもある。

 

世良 恭平 (せら きょうへい)

ETU所属のプロサッカー選手。22歳。

ポジションはFW

 

エースである夏木がケガで離脱していることもあり開幕からFWとしてレギュラーに入っているが、中々得点という結果に結びつかず悩んでいる。

 

性格は明るく元気で、己に足りないところを自覚し、出来る事を最大限行う努力家である。

 

 

緑川 宏 (みどりかわ ひろし)

ETU所属のプロサッカー選手。33歳。

ポジションはゴールキーパー

 

チーム最年長で日本代表にも選ばれた経験もある。チームメイトからの信頼も厚い。

18歳以上限定のコミック・劇画

 

「感想」

プロスポーツとしてのサッカーの本質

を捉えた数少ない作品だと思います。

 

東京のサッカークラブ「ETU」が強豪クラブを相手に番狂わせ(ジャイアントキリング)を起こしていくストーリー。

 

スポーツ漫画に珍しく主人公は選手ではなく監督です。

達海監督のマネジメントスキルとプロデュース力が魅力で監督目線から見たサッカー漫画が珍しくておもしろい!

 

魅力はそれだけにとどまらず、サッカーに関わる様々な人達の立場が細かく描かれています。

 

選手や監督の他、コーチ、社長、広報やスポンサーや記者、チームのサポーターに至るまでそれぞれの登場人物が丁寧に描かれており、それら全てが集まってプロサッカーが成り立っているのだなと感じます!

 

またタイトルにもあるように弱小が強豪を倒す構図が最高にカッコいい!

スポーツ漫画に限らず筆者もその手の作品は大好きです。

 

サッカーでそれを体現している本作品。

緻密な戦術や戦略の上に成り立つゴールの瞬間はやはり胸が熱くなります!

サッカーをあまり知らない人でも問題ありません。

「弱者が強者に勝つ」というのはいつの時代も受け入れられるテーマ!

 

ぜひおすすめです!

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今回は「このマンガがすごい!」受賞作品

「GIANT KILLING」

を紹介しました。

最後までお読みいただきありがとうございました★

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