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今回の作品は
少年×少女×駄菓子で送る楽しくておかしな夏が始まる…!
「だがしかし」
(アル/ だがしかし/ 作者・コトヤマ/小学館)
原作:コトヤマ
出版社 小学館
ジャンル 少年マンガ
掲載誌 少年サンデー
だがしかし 漫画を解説!
目次
「だがしかし とは」
2014年30号〜2018年20号の間「週刊少年サンデー」で連載された。
2016年「全国書店員が選んだおすすめコミック」第5位
2016年「このマンガがスゴイ!」第9位
2018年1月時点でコミック累計発行部数300万部を突破。
2015年アニメ化が発表され
2016年1月〜3月(第1期)
2018年1月〜3月(第2期)
が放送される。
駄菓子屋を継ぎたくない主人公と駄菓子屋を継がせたい社長令嬢のやりとりを描いた駄菓子コメディ。
「あらすじ」
ある半島にある海沿いの街に住む少年「鹿田ココノツ」は、父である「鹿田ヨウ」から実家のシカダ駄菓子屋を継ぐように言われていた。
しかし彼には漫画家になるという夢がある為、父の要求を断り続けていた。
ある夏の日、ココノツの前にお菓子メーカーである「枝垂カンパニー」の社長令嬢「枝垂ほたる」が現れる。
美少女で都会的な雰囲気を持っているほたるにココノツは惹かれるが、ほたるの目的は枝垂カンパニーが経営する駄菓子屋の店長に父のヨウを迎え入れる事だった。
ヨウはココノツがシカダ駄菓子を継ぐ事を条件に出して誘いを受ける。
それを聞いたほたるは、自信の駄菓子マニアのパワーを発揮して周りを巻き込みながら、なんとしてもココノツにシカダ駄菓子を継いでもらうよう奮闘する。
こうして漫画家になりたいココノツと駄菓子屋を継がせたいほたるの攻防?が始まる。
「登場人物」
鹿田 ココノツ(しかだ ココノツ)
本作の主人公。高校1年生。
シカダ駄菓子店の息子である。
作中ではツッコミ役。
漫画家を目指しており画力も高い。
だがストーリーや構成力は素人レベル。
父のヨウからはシカダ駄菓子を継ぐように求められているが、本人にその意思は無い。
しかし意外にもマーケティングのセンスがあり、店長としての資質はある模様。
また父にも劣らず駄菓子に関する知識も豊富で、ほたるのマニアックな駄菓子トークにもついていけるほど。
なんだかんだでノリがいいので、ほたるの奇行にもしっかりツッコミを入れてくれる。
枝垂 ほたる(しだれ ほたる)
大手のお菓子メーカー「枝垂カンパニー」の社長令嬢。
長身で銀髪のセミロングにグラマラスな体型をしている。
見た目は美少女だが、駄菓子愛が強烈過ぎて時々奇怪な言動を見せる。
夢は自分で世界一のお菓子メーカーを作ること。
元々は駄菓子会でも有名なココノツの父「ヨウ」を自社に勧誘しようとやってきたが、ココノツが店を継ぐ事を条件に出され、自信の為にも様々な手を講じてココノツに店を継いでもらうよう奔走する。
駄菓子が絡む話には異常なオーバーテンションで喋りまくり凄まじい行動力を見せるが、度が過ぎて騒ぎを起こす事も珍しくない。
作中でも彼女の年齢は明らかにされていない。
遠藤 サヤ(えんどう サヤ)
ココノツの友人。「豆」の双子の妹。
実家は喫茶店「喫茶エンドウ」を経営しており、親が留守がちの為よく店番をしている。
金髪の長い髪に両耳にピアスをつけた派手な見た目で、細身で貧乳、八重歯が特徴的な女の子。
変人ばかりのキャラクターの中では比較的常識人。
密かに幼馴染のココノツの事が気になっている。
駄菓子の知識はココノツやほたると比べると劣るが、めんこやケン玉など昔の遊びの才能があり、無自覚だが高いセンスを持っている。
遠藤 豆(えんどう とう)
ココノツの友人。「サヤ」の双子の兄。
常にサングラスをかけている。
よくサヤにちょっかいを出しては鉄拳制裁を加えられている。
だが妹の恋路を心配するなど妹思いの兄である。
作中では携帯ゲームやカードゲームで遊んでいる。肉体労働は苦手。
鹿田 ヨウ(しかだ ヨウ)
シカダ駄菓子の8代目店主。ココノツの父。
ココノツに店を継いでもらう為に様々な策を講じるがだいたい空振りに終わっている。
駄菓子に関する知識は凄まじく、駄菓子業界では有名人。町では変人として有名。
ココノツの後継ぎを企む者同士としてほたるとはとても気が合う。
ココノツに店番を押し付けたり、入荷した陳列前のお菓子を勝手に食べるなど問題行動あり。
妻は何らかの理由で実家に帰っているらしい。
玉井 たまこ(たまい たまこ)
ヨウの古くからの知り合い。25歳。独身。
お好み焼き屋を営む女性。
長身でスタイル抜群。
酒が入るとタガが外れる事が多い。
毎年行われている夏祭りのもんじゃの出店をめぐって、ヨウと言い争いを展開している。
好きな駄菓子はベビースター。
「感想」
駄菓子ってけっこう奥深い…!
タイトルにもあるように本当にテーマを駄菓子メインにした漫画作品です。
一話一話に駄菓子の情報や魅力がたくさん詰まっていて、駄菓子でここまでストーリーが描けるのかって感服しました。
駄菓子をメインテーマとして、ベースはコメディです。散りばめられているギャグシーンは「すごいよマサルさん」などのうすた京介先生を彷彿とさせます。
謎のハイテンションとトークテンポ感で読み味がすごく良く、勢いもあって絵も上手いのでとても読みやすい!
各キャラクター達も強引な設定で引っ張るのではなく、セリフや動作でしっかりキャラ立ちさせているところがうまいなと感じました。
そして何と言っても駄菓子をテーマにしているので駄菓子の知識がどんどん入ってくるのが楽しい!
大人になってからはあまり駄菓子は食べなくなりましたが、この漫画を読んでるとまた駄菓子屋さんに行ってみたくなりますね★
今回は「このマンガがスゴイ!」受賞作品
「だがしかし」
を紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました★