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今回の作品は
一人で娘の子育てに奮闘する数学教師!連載当初から話題沸騰の食卓ドラマ!
「甘々と稲妻」
作者: 雨隠 ギド
出版社 講談社
ジャンル 青年マンガ
掲載誌 good!アフタヌーン
甘々と稲妻・漫画(あらすじや登場人物)を解説!
(アル/ 甘々と稲妻/ 作者・雨隠ギド/ 講談社)
「甘々と稲妻 とは」
2013年3月号~2018年9月号にかけて「good!アフタヌーン」にて連載された。
2014年「このマンガがスゴイ!」男編 第8位
コミック累計発行部数は300万部を突破
2016年7月から2016年9月の間テレビアニメが放送される。
(全12話)
妻を亡くした高校教師の男が、教え子の女子高生と協力して娘の為に料理を作っていく姿を描いた作品。
「あらすじ」
半年前に妻に先立たれてしまった数学の高校教師「犬塚 公平」は男手一つで幼稚園生の娘「犬塚 つむぎ」を育てていたが、料理がほとんどできない為、外食やコンビニ弁当などの食事生活を送っていた。
ある日、つむぎと出かけたお花見で、母親にドタキャンされ泣きながらお弁当を食べている女子高生「飯田 小鳥」と出会う。
小鳥との出会いを経て、つむぎにまともな食事を食べさせてやりたいという想いに駆られた公平は小鳥の母「飯田 恵」が経営するごはん屋「恵」を訪ねる。
そこで小鳥と一緒に炊いた土鍋のご飯をきっかけに3人で定期的に料理をするようになり、そこから料理の楽しみに目覚めていく。
※本作品は、料理シーンと食事シーンを中心に構成されており、1話につきひとつのレシピを紹介する形を取っている。
また各話の最終ページには、作中で登場した料理の詳細なレシピが掲載されいてる。
「登場人物」
犬塚 公平(いぬづか こうへい)
本作の主人公。
高校で数学教師を務めており1年2組の副担任。
半年前に妻を亡くし、娘のつむぎと二人で暮らしている。
家事全てを一人で行っている。
中でも裁縫が得意でつむぎのドレスをミシンで仕上げられるほどの腕前。
しかし食が細く、料理だけは全くできない。
つむぎのことを溺愛しているが、妻が亡くなってからは仕事と家事に追われ、また自身が食に関心が薄いということもあり、つむぎとまともな食事をしていなかったことに気づく。
あることがきっかけで、教え子の生徒の「飯塚 小鳥」と料理を学ぶことになり、料理を作る楽しさ、食べる楽しさに目覚めていく。
はじめの頃は料理の腕は素人同然だったが、挑戦を重ね小鳥たちのアドバイスも合わさって、徐々に料理スキルを上げていく。
犬塚 つむぎ(いぬづか つむぎ)
公平の一人娘。5歳。
長い茶色の髪が特徴的(母譲り)
「ほしやま幼稚園」と絵画教室にも通っている。
活発でもあり泣き虫な5歳児。
人懐っこく天真爛漫である。
絵が好きなだけあって5歳児にしては色彩センスが高いと思われる。
お肉とプチトマトが好物で嫌いなものはピーマン。
父を「おとさん」母を「ママ」と呼んでおり、母親の死を自分なりに理解している。
忙しい公平が食事をコンビニ弁当にしてしまってたことにもずっと耐えていた。
小鳥と知り合ってからは彼女を「小鳥ちゃん」と呼び慕い、「恵」での食事を楽しむようになる。
犬塚 多江(いぬづか たえ)
公平の妻でつむぎの母親。
物語開始時の半年前に病死する。
夫の食の細さを心配して、毎日栄養を考えた食事を作っていた。
飯田 小鳥(いいだ ことり)
公平が副担任を務める1年A組の女子生徒。
小学生の時に両親が離婚し現在は母親と二人暮らし。
一緒に花見に行く予定だった母親が急遽来れなくなり、1人で泣きながらお弁当を食べているところを犬塚親子に声をかけられる。
その時に店の名刺を渡した事が縁となり、公平とつむぎの3人で料理を勉強していく事になった。
母は料理研究家で、自分が幼い頃から傍にいた為、料理の知識は豊富で味覚も秀でている。
だが過去に、包丁で左手薬指をケガした事がトラウマとなっており包丁が持てない。
今でもそのケガの跡が残っていて、絆創膏で隠している。
飯田 恵(いいだ めぐみ)
小鳥の母親。
料理屋「恵」を営んでおり近所でも評判である。
料理研究家としてテレビの出演などで忙しく、家を留守にしがちで店を閉めることも多くなってきている。
公平達の料理のレシピは彼女が提供していることが多く、5歳のつむぎが見ることを意識しかわいいイラストが添えられていることがある。
小鹿 しのぶ(こじか しのぶ)
小鳥の友人。1年D組。
ツインテールの髪が特徴。
実家は青果店を経営している。
兄弟が多く小さい子供の扱いになれており、つむぎともすぐ仲良くなった。
公平達の料理会の存在を知ってから、時々ではあるが自分も参加するようになる。
料理は手慣れていて察しも良い。
小鳥が料理会に対する想いにすぐ気づき、あまり首を突っ込みすぎず優しくサポートする側に徹している。
雀野 ちよ(すずの ちよ)
小鳥の友人。小鳥と同じ1年A組。
つむぎの誕生日会をきっかけに公平が「恵」の常連だったと知る。
学生恋愛に強い憧れを抱いていて恋バナな大好きな女子高生。
小鳥と友達になる機会を伺っており、文化祭でクラスに出店するクレープ屋の企画をしている時に小鳥と話したことがきっかけで仲良くなる。
八木 祐介(やぎ ゆうすけ)
公平の高校時代の友人で多江の幼馴染でもある。
カフェバーを経営しており高い料理スキルも持っている。
料理研究家「飯田 恵」のファンで料理屋「恵」にはよくランチを食べに通っていた。
公平が忙しくしている時は代理でつむぎの面倒を見ていることもある。
目つきが悪く言葉は粗野なところもあるが、面倒見の良い性格でつむぎからも慕われている。
公平達の料理会の存在を知ってからは時々参加するようになる。
しかしプロの料理人ゆえ、公平達の拙い調理に苛立ってついつい助けてしまうことも多いが、しのぶから「余計な手出しはするな」と諭されている。
「感想」
大切な人たちと食卓を囲む物語
妻を失ったシングルファザーと、母との時間が取れないことに悩む女子高生が一緒にご飯を作って食べるという作品。
最初は父子家庭のリアルを感じます。
自分は料理はできない、けど娘には美味しいものを食べさせてあげたいという公平さんの気持ちに寄り添うとなんだか泣けてしまいます。
コンビニ弁当などが悪いわけではなく、それらを利用するのは全然良い事だと思います。
その上で、料理を作ること、食べること、誰かと一緒にいることってとても幸せなことなんだなと。
普段何気なく行っている「食事」という行為の中にある大事なことに気づかせてくれました。
一生懸命な公平さんは応援したくなるし、つむぎちゃんはひたすらかわいいので癒されます★
またページの最後には作中で扱われた料理のレシピが掲載されているので、真似して作ってみたくなりますね!
心温まる食卓ホームドラマです★
今回は「このマンガがスゴイ!」受賞作品
「甘々と稲妻」
を紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました★