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今回の作品は
かつて王国転覆をはかったとされる伝説の逆賊「七つの大罪」!痛快無比のハイファンタジー!
「七つの大罪」
(アル/七つの大罪 / 作者・鈴木央/ 講談社 )
作者 : 鈴木央
出版社 講談社
ジャンル 少年マンガ
掲載誌 週刊少年マガジン
七つの大罪 メンバー紹介
目次
「七つの大罪 とは」
2011年52号の読み切り作品を経て、2012年45号~2020年17号の間「週刊少年マガジン」にて連載された。
2014年「マンガ大賞」第4位
2014年「このマンガがすごい!」男編 第5位
2015年第39回「講談社漫画賞」少年部門受賞
本編完結時点で、コミックス累計発行部数3700万部を突破。
テレビアニメ
第1期「七つの大罪」(2014年10月~2015年3月)
第2期「七つの大罪 戒めの復活」(2018年1月~2018年6月)
毎日放送をはじめとするTBS系列全28局にて放送される。
第3期「七つの大罪 神々の逆鱗」(2019年10月~2020年3月)
第4期「七つの大罪 憤怒の審判」(2021年1月~2021年6月)
放送局はテレビ東京系列、アニメーション制作はスタジオディーンにそれぞれ変更され、制作スタッフも音楽などの一部を除き刷新される。
反逆者として手配されている「メリオダス」が、荒れ果てた国の現状を憂いた王女・「エリザベス」と出会い、かつて共に戦った仲間たちを探しながら旅を続けるファンタジー作品。
「あらすじ」
ブリタニア最大の大国「リオネス王国」は、聖騎士達による「聖戦」のための軍備強化や更に増長していく彼らの横暴によって荒れ果てていた。
そんな国を憂いた第三王女「エリザベス」は、十年前に聖騎士長殺しの濡れ衣を着せられた伝説の騎士団「七つの大罪」の助けを求めて旅立つ。
やがて追手に捕らえられてしまうエリザベスだったが、とある少年がエリザベスの危機を救う。
その少年こそ「七つの大罪」の団長「憤怒の罪・メリオダス」だった。
彼は身分を隠し、人語を話す豚「ホーク」と共に移動酒場を営んでいた。
メリオダスは冤罪の真実を知るため、エリザベスは母国を救うため、ホークと一緒に散り散りになったメリオダスの同朋である伝説の騎士団「七つの大罪」の行方を探し求める旅に出るのだった。
「登場人物」
メリオダス
本作の主人公。
移動酒場「豚の帽子」亭店主にして「七つの大罪」の団長。
通称「〈憤怒の罪(ドラゴン・シン)〉のメリオダス」
手配書の人相書きは無精髭をたくわえているが、実際は年端もいかない少年の姿をしている。
飄々とした気さくな性格。
不利な状況でも滅多なことでは動じず、相手の経歴や種族にも差別をしない気質で団員の信頼を勝ち得ている。
一方で自分の正体を含め秘密主義なところがあり、それが時として仲間との衝突を生むこともある。
特定の女性に対してはスケベで、エリザベスのセクハラの常習犯。
なぜか不味い料理しか作れない。
10年前に起きた聖騎士長殺害事件の濡れ衣を着せられ、散り散りになった仲間を探す旅の最中、国の危機を救うため七つの大罪を探していたエリザベスと出会い、同じ目的の彼女と行動を共にする。
物語開始時は「常闇の棺」の欠片を刃の折れた剣に偽装し、それを武器として使っていた。
昔から強すぎるがゆえに殺生を禁ずる誓約を架していたが、大事なものを失わぬために誓約を破る。
罪「〈憤怒〉に我を忘れ「ダナフォール王国」を消滅させた」
エリザベス・リオネス
本作のヒロイン。
リオネス王国第3王女。
後に豚の帽子亭ウェイトレスを務める(なお彼女も料理が苦手である)
抜群のプロポーションの持ち主で、前髪で右目を隠した長髪が特徴。
実は国王バルトラの実子ではなく養子であり、亡国ダナフォールの出身。
リオネス王国で聖騎士によるクーデターが起こった際、七つの大罪に王都奪還の助力を乞うために単身で出奔した。
その先で偶然メリオダスと出会い、以後は王国奪還のため、共に旅に出る。
心優しく大人しい淑女だが、気丈な心で非道を働く者には決して屈することはなく、時として無謀な行動で戦局を打開することもある。
またメリオダスに過剰な信頼を預けてしまっており、危ういほどの一途さを持つ。
メリオダスのセクハラには、恥ずかしがるものの決して嫌がったりはしない。
ホーク
本作のマスコット的キャラクター。
人語を理解して会話できる豚。
メリオダスの友人であり、自称「残飯処理騎士団」団長。
基本的に豚の帽子亭の残飯処理などを請け負うが、酒樽を担いで商売をすることもある。
非常に仲間想いな性格で、仲間たちを体を張って庇う勇気も持っている。
仲間達からも普段は少し雑な扱われ方だが、内心では大切に思われている。
実力は低いが、重要な局面にて予想外の働きをすることも多い。
ディアンヌ
「七つの大罪」の一人。
通称「〈嫉妬の罪(サーペント・シン)〉のディアンヌ」
メガドーザの戦士である「巨人族」の少女。
後に豚の帽子亭の大看板娘を務める。
一人称は「ボク」
巨人族ゆえに団の中でも一、二を争う怪力の少女だが、拗ねたり、照れると髪で顔を隠すしぐさをするなど女の子らしい一面も見せる。
仲間が傷つけられたり、民を傷つける非道な者には容赦しないが、その反面非情になりきれない甘さが本来の実力を抑制してしまっている一面もある。
約700年前、戦いを拒み巨人族の里から出奔していた際にキングと出会い、約500年間生活を共にしていたことがある。
お互いに想い合う仲となるものの、贖罪のために離れることとなったキングに記憶を消されていた。
罪状「力への〈嫉妬〉ゆえに王国の友兵マトローナを毒殺、さらに口封じのため、無辜なる王国騎士330名を惨殺した」
バン
「七つの大罪」の一人。
通称「〈強欲の罪(フォックス・シン)〉のバン」
料理上手。後に豚の帽子亭のコックを担当する。
「不死身の(アンデッド)バン」の異名で知られる、不死の肉体を持つ青年。
語尾に「〜♪」をつけて喋り、ノリが軽く楽天的な性格。
血を飲ませることで他人を回復させることが出来る。
団に入る前は盗賊をしており、現在も他者の服を盗むなど手癖が非常に悪い。
左の首筋にメリオダスにつけられた消えない傷跡が残っている。
また不死の肉体を持つため生の実感のために楽しみや痛みを求めていた。
かつて投獄されていたところをメリオダスに勧誘されて七つの大罪の一員となった。
それ以後はメリオダスに信頼を抱き、他の大罪達(仲間)の事も大切に思っている。
ホークの事は師匠と呼び仲良くなっていく。
罪状「己の〈強欲〉がために、王国と友好関係にあった妖精王の森を破壊し「生命の泉」を我が物とし、聖女を殺害した」
キング / ハーレクイン
「七つの大罪」の一人。
通称「〈怠惰の罪(グリズリー・シン)〉のキング」
本名は「ハーレクイン」
豚の帽子亭の仕入れ係を担当する。
小柄な少年と丸々と太った巨漢の男と言う二つの姿を持つ「妖精族の王」
(妖精王としては、三代目)
妖精界に生える神樹によって選ばれた絶対的な守護者として恐れられ、「キング」の名がついた。
手配書にはおっさん姿で描かれているが、これは妖精族特有の変身能力を使った正装としての気を張った仮の姿であり、本来の姿は少年の方である。
メンバーの中では常識的で王族であるエリザベスへの敬意は忘れず、癖の強い仲間たちに対して突っ込み役に回ることも多い。
誰かのために戦うときにこそ真の力を発揮する性格とされる。
ディアンヌに強い想いを寄せているものの、過去の禍根もあり素直に言い出せずにいる。
罪状「一人の妖精による人間の虐殺という凶行を見過ごした、妖精王としての〈怠惰〉」
ゴウセル
「七つの大罪」の一人。
通称「〈色欲の罪(ゴート・シン)〉のゴウセル」
手配書では巨大な鎧の姿で描かれるが、本体はメガネをかけた中性的な美少年。
その声を聞いただけでメリオダスたちが本人と気づくほど無機質で特徴的なしゃべり方をする。
何を考えているかを他者に読ませず、自らもまた空気を読めない。
読書を趣味としており、読み出すと完全に作品の世界に入り込んでしまう一面がある。
心が欲しいという渇望を抱いており、感情を学ぶために人間を観察するものの、時としてその「学習」のために人心をもてあそぶかのような行動に出てしまうこともある。
罪状「〈色欲〉から王女を誘惑・姦淫した挙句、残虐な手口で殺害した」
マーリン
「七つの大罪」の一人。
通称「〈暴食の罪(ボア・シン)〉のマーリン」
胸元が開いた非常に露出度の高い服を纏う、蠱惑的な容姿の美女。
本来の姿は子供のものであるが、魔力によって大人に見せかけている。
「マーリン」は本名ではなく、それは別にあるらしいが、それは人間には発音できない。
「ブリタニア一の魔術師」であり、様々な研究し自らの魔力を用いて体の時を止めている。
いくつもの魔術を掛け合わせ同時に発動したり、その魔術で最上位魔神をも圧倒するなど、敵味方問わず反則と称される程の実力者。
様々な魔法具を開発しており、リオネス聖騎士が扱う「呪言の玉」や「女神の琥珀」などもマーリンによって作成された。
罪状は「不明」
エスカノール
「七つの大罪」の一人。
通称「〈傲慢の罪(ライオン・シン)〉のエスカノール」
人間ながら特異な力を授かった存在。
手配書では威厳のある老人の姿で描かれているが、実際の姿は大人しく貧弱そうな男。
(少しでも威厳を出そうと口髭を生やしている)
日の出と共に力が増していき正午になると同時にピークに達し、外見も筋骨隆々となり、ピーク時の戦闘力は他の七つの大罪を軽く凌駕する。
その時の性格は自制心を完全に忘れた傲慢そのものの存在であり、一人称も「僕→私→我」に変化する。
日常ではマーリン作成の魔法の眼鏡を掛けて魔力を抑えている。
マーリンに強い想いを寄せており、それは昼でも夜でも変わらない。
罪状「己の力への〈傲慢〉ゆえに王国周辺の町及び集落において幾度も民草に恐怖を与え、現場に駆けつけた聖騎士に過剰な暴行を加えた」
「感想」
マガジンが放つ王道ヒロイックファンタジー!
「週刊少年マガジン」では珍しいファンタジー系の作品です。
ですが連載が開始されてからその人気は爆発的に伸びていき、アニメやゲームなど様々なメディミックスが行われました!
その中身もまさに王道のバトルファンタジー★
少年(男)であればこれは間違いなくハマるでしょうと言わんばかりのおもしろさ!
バトルシーンは迫力満点!
コマ割りや構図も上手く、読者が状況を把握しながらテンポ良く読み進めていけます。
また登場人物達も魅力的で、メインキャラクターである「七つの大罪」の主人公「メリオダス」を筆頭に他の面々も個性が際立っていて惹かれます!
仲間ではあるけれど、お互い知らない過去も多く、それぞれに背負ってるものがあるところも物語全体を盛り上げてくれているし、決して馴れ合ったりしない関係であるのもいいですね。
そして物語も進むにつれ、より壮大になっていき(少し展開が早く感じるかもしれませんが)ページを捲る手が止まらない状態に…。
本作品は完結済みですが、現在この「七つの大罪」の正統続編である「黙示録の四騎士」が週刊少年マガジンにて絶賛連載中です!
バトルやファンタジー好きな方であれば、なおさらおすすめできる名作です★
今回は「不朽の名作!」受賞作品
「七つの大罪」
を紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました★