アクセスありがとうございます。
本記事にアクセスされた方は「同人」や「同人誌」という言葉を一度は耳にした事はあると思います。ですが
「言葉だけは聞いたことあるけど詳しい事はよく知らない」
「同人てどういう意味?」
「漫画とどう違うの?」
なんて疑問に思った方も多いのではないでしょうか!?
本記事では「同人誌とは!?その意味や詳細を徹底解説!」
と題し「同人」「同人誌」というものについて解説しております。
本記事を読んでいただければ「同人誌」がどういうものかお分かりいただけると思います。
同人誌とは?その意味や詳細を徹底解説!
「同人」「同人誌」の意味
「同人」とは漫画やアニメ、ゲームなど、既存のソースから派生したファンによる創作物の一種です。
通常、ファンによって作成された自費出版物を指しますが、個人またはグループによってオリジナルで描かれたものにも使われることがあります。
同人は「マンガ」「小説」「ゲーム」「音楽」「映像」など幅広いジャンルをカバーしています。
「同人誌」とはそれらの同人が共同で執筆や編集、発行する機関誌や雑誌を「同人誌」と呼びます。
「漫画」と「同人誌」の違い
「同人誌」と「漫画」は同じ意味で使われることが多いですが、両者には大きな違いがあります。
漫画は商業的に創作され出版されますが、同人誌は一般的に自費出版やサークルで頒布されます。
同人誌は、個人または複数のクリエイターによって創作されることが多く、ファンストーリーからオリジナル作品まで、さまざまなものがあり、男女問わず幅広い読者層を対象としています。
「同人誌」や「漫画」のメリット•デメリット
同人誌のメリット•デメリット
同人誌を描くことの最大のメリットは、出版社が介入していない為、クリエイターが自分のオリジナルのストーリーやアイデアを自由に表現できることです。
また、作品の販売に成功すれば著者の収入源として確立することができます。
反対に同人誌のデメリットは、ほとんどが自費出版の形態を取っているため、発刊費用は全て同人や個人が負担しなければいけないところです。
他には著作権法に抵触する可能性があることと、読者やファン層を見つけるのが困難な事が挙げられます。
「漫画」のメリット•デメリット
「漫画」のメリットとしては、漫画は出版社を介して発刊される「商業誌」である為、発刊までの制作コストを一切負担しなくて良いところです。
多くの人が目にすることがある商業誌で有名になれば、よりたくさんの人に認知される可能性があり、その上で作品が大ヒットすれば多くの金銭的な利益を得ることにも繋がります。
一方でデメリットとしては、発刊する(した)作品の権利は出版社が持ちますので、企画やアイデアなどが出版社の意向に沿うように求められたりと著者の自由が制限されてしまうところがあります。
またプロ並みの作品を作るには技術や訓練が必要なこと、常に質の高い作品を作らなければならないというプレッシャーがあること、漫画業界のトレンドの変化に常に敏感でなければならないことなどが挙げられます。
同人誌はどこで購入できるのか?
同人は通常、クリエイターによる自費出版かサークルで配布されているので、主流で見つけるのは難しいかもしれません。
しかし、同人誌を専門に販売するウェブサイトや店舗があります。
日本では、オンラインショップと実店舗を持つ「とらのあな」や「メロンブックス」
同人誌の電子書籍サイトで大きなシェアを持つ「DLsite」などが同人ショップとして有名です。
海外では「Tokyo Otaku Mode」や「Amazon」などのオンライン専門店があり、さまざまな同人誌を扱っています。
※下記のリンクで同人誌の電子書籍サイトの筆頭である「DLsite」の使い方や詳細を載せた記事を紹介をしております。よろしければご覧ください★
また下記の記事では同人誌・同人グッズを購入するのにおすすめのショップを紹介しています。
同人誌の値段はどれくらいなのか?
同人誌の書籍化作品の相場は、作品の種類や希少性、作家の人気度によって異なります。
一般的には、人気のある作品ほど高価になり、価格は数百円から数千円と幅があります。
下記のリンクでは同人誌特化の電子書籍サイト「DLsite」で人気・おすすめの作品を紹介した記事を載せております。
よろしければ合わせてご覧ください★
同人誌のイベントについて
同人誌のイベントは日本全国で開催されており、通常、夏と冬の年2回開催されています。
コミケは最大かつ最も有名な同人誌イベントで、通常、東京のコンベンションセンター「東京ビッグサイト」で年に2回開催されます。
このイベントは最大で4日間開催され、何千もの出展者が同人誌の作品を販売・展示するのが特徴です。
他の同人誌即売会は、大きな展示会場で1日から2日程度で開催され中には3日間に及ぶものもあります。
下記は同人誌のイベント(即売会)について解説した記事になります。
同人誌イベントをより詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
同人誌の著作権について
同人誌、つまりアマチュアの漫画家が作った作品は多くの場合、著作権で保護されています。
日本の著作権法では、著作者は原著作物の改変、転載、使用許諾を独占的に行う権利を有しています。
つまり、同人作家は自分の作品について権利を留保し、第三者が勝手に複製することを防ぐことができます。
さらに、その原作を元にした二次創作物も、著作権法で保護されています。
同人作家は、自分の権利を知り作品を無断使用から守る方法を知っておくことが大切です。
また同人作家は、自分の作品が既存のマンガ、アニメ、ゲームなどの著作権を侵害しないように注意する必要があります。
ほとんどの場合、二次創作としての同人誌は権利者による著作物の通常の利用を妨げない限り許可されます。
これは、その同人誌から派生する可能性のある商品にも適用されます。
(既存のキャラクターや設定を原作者の許可なく使用することは許されません)
(ポルノを含む同人作品は未成年のキャラクターが含まれている場合、許可されません)
作家は同人作品を作る前に必ず著作権法を調べておく必要があります。
下記は同人グッズの販売や作成・著作権について解説した記事になります。
同人誌の市場の今後にはどうなる?
同人市場は、日本を中心に今後も拡大が予想されます。
その背景には、「同人誌ドットコム」のようなデジタル出版プラットフォームの台頭や、マンガ関連のマーケティングイベントや商品の普及があります。
同人誌の文化やスタイルに親しむ人が増えれば、同人誌の需要は今後も高くなると思われます。
また、市場の拡大に伴い、同人誌に関連した公式グッズを発売する企業も増え、クリエイターが仕事で生計を立てる機会も増えると考えられ、さらに同人ショップの進化により、より多くの人に様々な同人作品を配信することが可能になります。
将来的には同人作品がより多くの人々の目に触れる機会が増えるでしょう。
「まとめ」
今回は「同人」「同人誌」に意味やそれに関連する事象を解説致しました。
同人とは同じ趣味や志を持った人々が集まり、作品を作っていること。
「同人誌」は「漫画」のような商業誌とは違って出版社を介入しない為、制作、発刊費用を自分たちで負担する必要があること。
年に数回程度、同人誌即売会という大きなイベントが開催されているということ。(小規模なイベントを加えると数はさらに増えます)
デジタル出版や電子書籍サイトの普及により、同人誌を取り巻く市場は今後もさらに拡大されていくでしょう。
本記事が少しでもお役立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました★