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出版社が電子書籍に消極的な理由とは?

近年で書籍の電子化は急速に進みつつあり、電子書籍の市場規模も拡大し続けています。

ですが業界の各出版社は意外と書籍のデジタル化にはためらいを見せている状況が続いており、そこには消費者からはあまり見えない出版社サイドのメリットとデメリットが存在しています。

 

メリットの詳しい部分の方は以下の記事で解説しています。

よろしければご覧くださいませ。

 

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出版社が書籍のデジタル化に今ひとつ踏み切れない理由とは何なのか?

 

今回の記事でそれを詳しく見ていこうと思います。

出版社が電子書籍に消極的な理由とは?

目次

 

 

「出版社が電子書籍に消極的な理由とは?」

①「利益を出しづらい」

電子書籍の場合ですと紙媒体の書籍より定価が安いのが特徴としてあります。

その為、電子書籍は紙の本と比べて10%〜20%ほど割引きされて販売されているのが一般的と言われています。

他、キャンペーンやクーポン、ポイントシステムなどの販促を導入する事よって30%〜40%以上の割引き率で販売されている作品もあります。

一方で紙の書籍に関しては中古品でもない限りは割引きもほとんどされません。なので出版社サイドとして価格競争が発生する電子書籍は利益が出づらくなっています。

 

 

②「出版作業に時間がかかる」

紙の本の場合原稿があれば、あとは印刷するだけで早くに市場に出すことができます。

電子書籍の場合はデータ容量やレイアウトの内容によりますが、電子化するまでにかなり時間がかかると言われています。

元々存在する本をすべて画像化すれば簡単なのですが、そのデータ量が莫大になってしまいデータ処理が重くなったり、

紙の書籍をデジタル化する為に電子フォーマットに変換する作業が出版社としては余分な作業(手間)となります。

それにかかる作業やコストを考えると出版社側としましてはデメリットの部分の方が多いようですね。

 

③「著者の権利などが曖昧」

書籍の内容によっては著作の許諾を得ることが必要とされますが、電子書籍の場合は図版(書籍などに印刷して載せられている図)が多いものになると「権利処理の手続き」というものがコストに関わってきます。

さらにOCRスキャン(紙の文章をスキャナーで読み込み、書かれている文字を認識してデジタル化する技術)なども電子書籍にする為の制作費用として追加されるので、電子化するのが困難な書籍もあるようです。

電子書籍の売り上げが製作にかかる費用等を上回らなければ出版社側も電子書籍化には中々積極的にはなれないのかもしれません。

 

「その細かな理由は?」

理由としてはまず上記であるように、著作権関係の処理に時間や手間がかかるということ。

 

また契約の問題などもあります。紙の書籍の契約をした際に、同時に電子書籍の契約がされることがありません。ですのでそれぞれ別々に契約を交わす必要が出てくるのです。

電子化する為に再度契約を交わすことが手間に感じているところもあるようです。

 

他に考えらるのは日本はまだまだ電子書籍の普及率が低いということもあり、作品を電子化しても認知度や利用率の低さから、利益が見込めないのではと考えられています。

 

電子書籍の普及率については以下の記事で解説していますので

よろしければご覧ください。

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「出版社にとって紙と電子はどちらが利益があるのか?」

これは「紙」の方が利益があります。

 

電子書籍の場合、制作に関わる人件費や書店などのマージン(利幅)の費用は削減できるのですが、電子書籍を作る上でフォーマットに変換する手間やコスト、電子書籍への利幅を考えても、「紙媒体」の書籍の方が売上げ・利益は多くなります。

 

電子書籍はその市場規模も拡大してはいってますが、「紙」の書籍に比べると認知度はまだまだ低いと言われます。

そもそも市場の大きさの違いが元としてあるので「電子書籍」の売上や利益が「紙」媒体に勝ることは現状ではありません。

 

「まとめ」

電子書籍の利用率は年々上昇しているのは事実です。

しかしデメリットが多いとはいえ各出版社はこの現実は無視できず、前向きに取り組んでいく必要があると言われています。

 

電子書籍は制作コストが低いという大きなメリットがあるので、市場が大きくなればその分売上げや利益も大きく伸長していくでしょう。

ですが普及に伴い価格競争も激化して販売価格が下がり、書籍の価値そのものが下がってしまうことも懸念されています。

 

今後は電子書籍ならではのサービス。

(例)

・「音声読み上げ機能」

・「検索機能」

・「ポイントやサービスの充実」

などの付加価値を上げていく必要があると思われます。

 

電子書籍自体は非常に便利なもので筆者も日ごろからかなり利用しています。

タブレットの普及や社会現象にもなるヒット作品の登場によって今後もさらに発展していくでしょう。

読み手としてはとてもありがたいと思いますが、出版社サイドから見ればそのメリット・デメリットとどのように向き合っていくかが問われているように思います。

 

今回は「出版社が電子書籍化に消極的な理由とは?」

というテーマで解説致しました。

最後までお読みいただきありがとうございました★

 

以下は関連記事となっておりますのでよろしければ合わせてご覧くださいませ。

 

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